犯行予告のメールに犯人の本名が添付されていた件

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逮捕容疑は14日午前0時45分ごろ、タブレット端末を使って同施設に「15日に蕨駅を爆発します」というメールを送信。市職員に市幹部への緊急連絡を行わせたとしている。送信元に自分の氏名を入力していたことから浮上した。

多くの人が困るだろうから犯行予告を行ったという、愉快犯的な事案のお話。実態として何を考えていたのか、いかなる思いが行動に走らせたのかは今後の捜査次第ではあるのだけど、逮捕のきっかけとなった話にちょっと首を傾げる部分が。

記事タイトルにもある通り、犯行予告のメールにおいて、送信元に自分の名前を入力していたとある。これではまるで勤め先の社用封筒で犯行声明を郵送したり、悪戯をした自撮写真をアップする際に自分の顔や生徒手帳を映しこんでしまうようなもの。うっかり八兵衛にしてもこれはあまりにも間抜けすぎる。


......と思っていたらこんな解説が。記事には具体的にどのようなメールアドレスやメールソフトを使って送信したのかまでは書かれていないけれど、これなら十分理解はできる、というか納得は行く。

Gmailに限らず、ウェブサービスには多分に、このような形で使っている人本人の意図しないところで、あるいは気が付かないうちに、公開したくない個人情報が暴露されてしまっているという事例がある。通販サイトの利用などでもよくある話。あとは有名どころではFacebookとかかな。特に長期的に使うことになるサービスでは、時々突然仕様が変わり、その際にプライバシー周りの設定を初期設定に戻してしまったり、「こっちの方が便利だと思ったから」との独断でオープンにしてしまう「やらかし」がある。で、その辺りは当然システム側から注意喚起がなされることはほとんどないので、気が付いた時には大露出大会になってる次第。

今件は犯罪行為の暴露のため、ヒョウタンからコマ......ではなく自業自得的なところも多分にあるのだけど。ウェブサービスでは多分に、この「情報の公開レベル」に関して、考え方が甘い、オープンが前提であり隠して使うのは邪道であるとの基本姿勢の下に作成、運用している雰囲気が多分にある。プライバシーの概念に関して軸がずれている、そんな雰囲気。運用しているサイドは利用者のプライバシーデータを手中に収めているので、その辺りの感覚がマヒしてしまっているのだろうな。

ともあれ、他人に情報を発信するサービスを利用する際には、注意をしすぎるなんてことは無い。慣れでついいい加減なチェックで留めてしまうようなことの無いよう。自戒も込めて。

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このページは、不破雷蔵が2016年5月16日 07:53に書いた記事です。

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