ご飯はお茶碗に「よそる」「よそう」「盛る」、どれだろう?

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「盛る」は、「山のような形になるようにする」のが中心的な意味です。ですから、「ご飯」は盛ることはできても、「みそ汁」は盛れないと考える人が多いでしょう。いっぽう「よそう」にはそのような限定はなく、「ご飯」だけでなく「みそ汁」も器によそうことができます。なお、このほかに「(ご飯を)よそる・つぐ・つける」なども使われています。

先日ちょいと触れたかもしれない、親子における外食でのご飯の切り分けの話で、ご飯を茶碗に盛る際の表現で「よそる」と書いた時のこと。ちょっとした違和感、ゲシュタルト崩壊に近いものを覚えてしまった。合ってるはずなんだけど、なんか違うんだよな。もしかして本当は別の言い回しで、自分は間違った使い方をしていたのでは、的な。

ということで調べてみたらこんな話が出ていたという次第。確かにみそ汁はよそることはできても、盛る事はできないわな。

解説文によると、「よそう」は「装う(よそおう)」が元で、整えるの意味から転じてご飯を食べる状況を整備するとの意味に。10世紀ぐらいから使われていたそうな。「盛る」はその言葉通り、山盛りにする的な感じで、液状のものには無理。ラーメンは可能かな(待て)。

興味深いのは「よそる」。これ、実は「よそう」と「盛る」を足した言葉なのだそうな(混交語)。比較的新しい言葉ではあるけれど、それでも100年以上の歴史はあるとのこと。ということなので、「よそる」の言い回しは間違ったものでは無い、と。

「よそう」が「よそおう」から連なる言葉であることは大よそ予想がついたけど(笑)、よもや「よそる」が言葉の足し算の結果として生まれたものだとはねえ......。言葉って、おもしろい。

            

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このページは、不破雷蔵が2016年5月12日 07:48に書いた記事です。

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