被災者の一時避難場所への報道姿勢と規制と

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先日某局のインタビュワーが怪しげな団体の人を引き連れて立ち入り禁止の避難所(のそば)で中継をして避難をしている人にドヤられたり、夜半に寝ている人たちに強力なライトを浴びせたりなど、リアルタイムで一過性の情報として伝えられれば記憶に留めることも無かったかもしれないけれど、指摘されて反復的に検証すると突っ込みいれまくり状態の報道姿勢を、九州・熊本地震で被災した方々に見せた件で。

一部指摘もあったのだけど、避難所ってよく考えてみれば、従来の居住地から一時的に逃れた人たちによる住居環境であり、プライベートな場に違いないのだよね。要は一人一人、個々の世帯の集約場のような場所であり、物理的な公的の場所を借りているかもしれないけれど、そこは確実にプライベートの空間。そこに不特定多数がメディアを介して覗き見ることができるような伝え方をするのは、只でさえ疲弊している被災当事者にしてみれば、迷惑この上ない。


報道の自由を振り回すかもしれないとの話は確かにそうだけれど、それが通ると逆をやられても文句は言われなくなる。そもそも「報道」ってなあに?という定義までさかのぼると、不特定多数への公知が誰でもできるようになった現在では、スマホを持った一般市民が報道関係者のプライベートな場面を追いかけまわしても「報道だからアリ」と主張されてしまう。テレビ局の中にも「報道ですから」として入りたい放題。「許可無き人の入室、撮影は禁止です」とのことならば、避難所にもそのアナウンスをするだけで、無神経で無秩序な報道界隈はシャットアウトできる。

盗撮云々に関しては、別途相応の対処ができるだろうね。それが正当な行為として認められるか否かって話になる次第。

            

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このページは、不破雷蔵が2016年4月25日 07:25に書いた記事です。

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