支持政党と所得で大きく異なる「米国の経済システムは公平か否か」の判断

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アメリカ合衆国の民間調査会社Pew Research Centerの調査報告の中からちょっとした内容を抽出してざっとまとめるFactTankコーナーの一つ。同国で大統領選挙の予備選がなされていることもあり、支持政党別の動向が色々と語られている。今件は同国の経済システムが公平であると思っているか、そうでないと思っているか。左の濃い色は「不公平だ、高所得者がより有利になるような仕組みだ」、右の薄い色は「だいたい多くの自国民にとって公平だ」の回答率。そしてRepublicansは共和党支持者、Democratsは民主党支持者。

この類の調査結果は概してお金持ちほど公平回答が多くなる......はずなのだけど、実の所違っていたりする。共和党支持者は高年収ほど公平感が強く、低年収ほど不公平感が強い。でも不公平感を持つ人は思ったほどに多くない。

ところが民主党支持者は高年収ほど不公平感を強く持ち、低年収ほど公平感が強い。そして年収の高低を問わず、不公平感を持つ人は共和党支持者よりはるかに多い。

銃規制周りや外交問題の記事でも触れているけれど、米国では民主党・共和党それぞれの支持者間で結構明確な属性分けができる状態となっている。政党は当然支持者の意向に合う形で政策を推し進めるから、今回の大統領選挙で共和党が勝利することになれば、同国の各種施策も随分と変化するに違いない。

ただ、前回の選挙と比べても、まともそうに見える候補が居ないってのが困りものなんだよねえ......部外者の立場で見る限りでは。

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このページは、不破雷蔵が2016年2月11日 07:40に書いた記事です。

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