書籍同様フィギュアやプラモも予約が大切、という話

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以前から何度かに渡り、書籍の類は発売前の予約が大切、購入するなら店舗で直に的な話をした。要は市場の規模が縮小して余裕が無くなってきたことに加え、趣味の多種多様化で種類が増加しているため、予想販売数が少なくなり、採算ラインに達しないケースが多くなっているということ。定期刊行雑誌の重版が相次いでいる背景には、「余裕が無くなってきた」ってところが大きい。

このような話がフィギュアやプラモにもあるということが、関係方面から相次いでなされたのでちょっと覚え書き。昔からそうだったのだけれど、情報の伝達が容易になったことで昨今になってよく見聞きするようになったのか、市場縮小などで昨今になって問題が顕著化したのか、どちらかは分からないけれど、現状がこのような状態であることに変わりはない。


ただ、指摘の通り、プラモやフィギュアは事前確認が超難しいのが不利ではある。該当メーカーの過去の作品から推し量るも、造型師が別だと出来栄えが段違いになることもあるし、他の条件は同じでも「どうしてこうなった」って場合も多々ある。さらに、動きなどが生じる場合、見た目だけではわからないことも多い。

と、なると、予約を増やすためには、予約されるだけの価値あるものを作るのは当然として、その情報を予約可能時期に出来るだけ多くの人に知らせる必要が出てくる。試作品、先行完成品などをプロに触ってもらってレビューしてもらう的な方法をメーカー側が積極的に採るしかないのかなぁという気はする。

いや、他に方法論はいくらでもあるのだろうけど、なかなか思いつかない。一部メーカーでは社内にその役割を果たす人を配し、ブログなどで展開してるのを見かけるけれど。新作発表・事前展示会の様子とかも良い判断材料にはなる(無論、展示品と実売品に大きな差が生じていると、そのメーカー自身の信頼がマリアナ海溝まで落ちる)。


結局、今存在するツールをいかに上手く使いこなしていくかが、一つのポイントになるのだろう。他人の好感印象やお得情報は容易にネット上に浸透しやすい。指摘の通り模型裏@ふたばの書込みや、ニコ動のニコニコ技術部辺りを上手く使いこなす......というか活用する事が、一つのヒントになりそうな気がするのだけど。

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このページは、不破雷蔵が2016年2月 2日 07:39に書いた記事です。

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