ネット上の情報精査で可能なこと、不可能なこと

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先日からもやもやと頭の中でイメージしていること。過去の紙媒体上の記録や映像資料は、その媒体からインターネット上に転記されることが無い限り、滅多な事ではネット上に情報は残らない。良い例が官公庁の調査結果で、調査そのものはずっと前から行われているけど、データそのものは紙媒体の資料冊子にあるものの、総務省統計局のデータベースe-statへの転記作業が進んでおらず、その時期のものはネット上にはほとんど無い。

統計局へのリソースが今まで以上に増えれば、過去のデータのデジタル化も進むのだろうけど、現状では日々更新される新しい調査結果のデジタル化が精いっぱいらしい。そのような古いデータは、官公庁なり国会図書館に足を運ぶなり、たまたま偶然に何らかの理由で過去のデータをまとめて収録した調査大全的なものを見つけるしかない(調査何十周年記念で以前からの時系列的データをまとめて収録、的な話はそこそこあったりする)。

一方、昨今の社会的事象に関しては、官公庁の掲載はもとより、大よそがネット上に掲載される。新聞や雑誌などの紙媒体上の話も、多分に自社が掲載するので、アンテナにひっかかる。LINEは無理だけど、ツイッターなどに掲載された文言は検索対象となるので、隠語・暗号化されたものでなければ、トレンド的なものも相応にチェックが可能。いわゆるビッグデータ的なものの精査ができるわけだ(それゆえに、先日TOPSYが閉鎖されたのは残念な話)。

最近では中高生もスマホを持ち利用する機会が増えているので、その界隈の話もある程度精査はできる。むしろそれより下、中学生の低学年や小学校、幼稚園・保育園界隈の話が基調になってくる。直に触れる機会がある人は限られているし、プライバシー問題もあるので以前と比べて情報取得が難しくなっている。各種世論調査もあまり行われていない。

また、高齢者の挙動も取得が難しい。ネット上に挙がる雑談やたわごと、身近な話に係わる内容がさほど多くないし、そもそもネット利用率も低い。雑誌や新聞、テレビやラジオなどでトレンドを創ろうという動きは察知できるけれど、それが実際に浸透しているか否かまでは分からない。むしろ逆に指摘している通り、「これが流行っている」と企画して話を流布し、それに追随させて動きを創ろうとしているのは良く見かけるけど。

ネットは万能ではないけれど無能でも無い。使い方次第ではかなり切れ味の鋭い素材には違いないということ。その精査の仕方やコツ、方法論の選択の判断能力が、今後はさらに重要視されていくのだろうな......と思う。

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このページは、不破雷蔵が2016年1月20日 08:08に書いた記事です。

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