短くまとめることへの価値が高まる時代、という指摘

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これは何度か指摘した記憶があるのだけど、情報の桁違いの増加に伴う「つまみ食い」的性向の高まり、情報取得のツールとなるスマートフォンの特性などから、情報そのものをすべて網羅するのは無理な時代となりつつある。バイキング料理店に足を運んでも、隅から隅まで一定量ずつ食べるのは難しいって話。それぞれを少しずつ、それこそ立食パーティーのような感じでの情報取得の毎日。

で、あればこそ、長いものは「なんだか重たそうだからパス」的な感じでスルーされてしまいかねない。きっかけ、とっかかりが重要な告知において(何しろまずは興味を持って振り向いてくれないと意味が無い)、それすらされなくなってしまうのは辛い。なので、これまで以上に「パッと見できるかな」「さらりと把握できるかな」ってのは重要になってくる。悪質系まとめサイト(でまとめサイト)とか、「分かりやすいけど正しいとは限らない」的な話がはびこるようになったのも、このような情報取得に係わる傾向の変化に伴うものと考えれば、道理は通る。

で、あればこそ、短く、そしてできる限り正しく本意をよじ曲げずに、簡易にまとめる技術(これはセンスと経験の双方が必要)がさらに光り輝くようになる。その観点ではフェイスブックよりもツイッターの方が、修行の場としては役立つ気がする。


長文はファン向け......というよりかは一定以上のハードルを越える、興味を持つ人向けのコンテンツ。新聞が敬遠されるようになったのも、テレビドラマや映画の尺で短いものが好まれるようになったのも、要はこの「短いものが好かれる」傾向に連なる傾向ではないかな。

まぁ、その意味では、ツイッター上に記事の更新などを通達する際に、タイトルだけで分かればそれが一番なんだろうけど、


...のように、記事タイトルに加えて簡単な概要を含めて伝えるのも、実は方法論としては非常にカシコイのではないかなという気もする。RSSなどを使って真似できないかな、これ。

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このページは、不破雷蔵が2016年1月 4日 06:52に書いた記事です。

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