AIやVRは手法をコピー・拡散できるのが特徴の一つ

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インタラクティブのって直訳すると双方向性。テレビのように一方通行では無く、チャットのように送り手と受け手が同一体になること。受け手でもあるし送り手でもある。報道をはじめとした情報配信の界隈において、これが容易にできるようになったのは、社会構造においては画期的な話。そしてそれを可能にしたのがインターネットの普及。ただこれは概念レベルの話であり、メディアが云々というのは少々軸が別の話かもしれない。いわばフローの話だから

他方、AIやVRはストックの話にもなりうる。指摘されている通り、いずれもデータ化されて、容易に複製でき、インターネット経由で配布できるのが強み。レシピがあれば大体同じようなものが作れ、その再現をするための端末が超高性能、的な(この「再現端末が高性能」がポイント)。


この辺りの概念というか感覚は、結局プリンターと同じ。年賀状作成サイトでデザインを選択すれば、好きなデザインを誰もが自由に作れて、同じような年賀状を作成できる。素材があればコピーはどこにいてでも作れるのは、瞬間物質移送器に他ならず(SFに出てくるそれ系のも、基本はその概念であることが多い)。でも手元のプリンタ次第で出力結果が違ってくる。カラーでデータを作っても、モノクロプリンタでは、年賀状はモノクロしか出来ないよね。


この辺は以前3Dプリンタ関連の話で言及した記憶もあるのだけど、結局AIやVRの方向性のいきつく先の一つに、スタートレックの「レプリケーター」があるのかな、と。万能の汎用品作成物で、3Dプリンタの超発展版みたいな感じ。データがあれば何でも作れるけど、あくまでも汎用品レベルのものしか作れないので、貧困解消にはなるけれど、匠の技はより重宝されるようになる。ファンタジー系RPGなら、誰もが容易にロングソードを持てるようになるけれど、工芸品的な切れ味を持つ鍛冶の達人の作品は、一層レアになり価値が上がるような感じ。

こんな感じになるといいな、こういうことができるんじゃないかな。技術がそこまで到達していないので、概念レベルでしか、物語の中でしか存在できなかったものが、少しずつ手が届きそうになる。チャールズ・バベッジ氏と解析機関の話のようで、とても興味深い。

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このページは、不破雷蔵が2016年1月12日 07:57に書いた記事です。

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