「マルセスキー」なるロシアのパン、続報。実はフランスとも関係がある雰囲気

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【「マルセスキー」を調べていくうちに日本でのロシアパンの謎が解けていく】などでも紹介した、中村屋で戦前に発売されていた不思議パンの「マルセスキー」。今ではどこの店にも売っておらず、思い当たる節もなく、しかも中村屋自身も資料を喪失してしまい正体不明。戦前の日本のパン食の実情や、ロシアと日本とパンの関係などがおぼろげながらサルベージできて、それはそれで興味深かったのだけど。

で、今件に関して実際にロシア語の教鞭を取り、現地にも足を運ぶ人も興味を持たれたようで、機会があればサーチをしておくとのお話があり、その結果の一部を先日教えてもらった次第。「フランスのマルセイユっぽい」という話に、頭の中で電球が浮かんで、バチューンとはじけた感じ。なるほど、マルセイユか!


しかもさらに驚いたのは、「マルセスキー」が実態としてはクロワッサンっぽく、そしてクロワッサンなんだけどロシア経由で伝わったのでマルセスキーなる名前になったのではとの話。日本で今「クロワッサン」と語られているパンは、直接フランスから来たのでクロワッサン。「マルセスキー」はロシアに伝来してマルセイユからもじってマルセスキー、そしてそれが日本に来てその名前が受け継がれた、と。この仮説ならば道理は通る。ロシア風クロワッサンがマルセスキー。うむうむ。

まぁ結局のところ、元資料が無くなった以上、そして当時の関係者が鬼門に入ってしまっている以上、あくまでも推論を重ねるしかないのだけど、この類の話は非常に興味深い。ある程度結論が出たら、まとめて中村屋さんに連絡をした方がよいのかもしれないな。

            

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このページは、不破雷蔵が2015年12月16日 05:56に書いた記事です。

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