「地球連邦の興亡」の文庫本版がすでに第二巻まで出ていた件について

| コメント(0)


先日【佐藤御大の名作にしてタイムリーな「地球連邦の興亡」が文庫本化されて再登場するぞ】で紹介した、佐藤大輔氏の名著にして未完成(そればかりだけど)の「地球連邦の興亡」。ストーリーはSFだけれど民族対立やら治世におけるバランス感覚やら文化の違いやらと、中東から欧州で発生しているさまざまな問題(根っ子は二つ三つにまとまるのだけど)を色々と想起させる、解決策の糸口となりそうな、少なくとも認識を改めさせる話であるだけに、「いまこそ読むべき作品」に違いなく。

当方は原版を第四巻(現時点での最新刊)まで取得して何度となく読んでいるのだけど、文庫本版ではちょっとした書き直しや短編が追加されているらしいことから、結構気になってはいたのだけれど。


先日アマゾンの欲しいものリスト経由でギフトとして該当文庫が贈られてきて、当方ビッグサプライズド的な感じ。極めてありがたいお話で。正月はこれで十分に有意義な時を過ごせそう。ざっと見た感じでは、第一巻のみ短編が追加、イメージイラスト的なものが数カット追加、文面上の表記がごく一部で刺し替わっている(アマゾンのレビューでも指摘アリ)ぐらいで大意はまったく原版と変わりなし。

結構ハードな描写も多いけれど、それは佐藤節ならではのもの。今後展開される第三巻・第四巻では、さらに色々と考えさせられる内容になっているだけに、先が楽しみな人も大いに違いない......ってあのままの描写で通るのか否か、少々不安ではあるのだけど。


ちなみに今ギフトが贈られてきた箱は、最近話題に登っているアタリパッケージの一つ、いろんなポーズを示すアマゾン犬。これ、捨てるのもったいないなあ。

関連記事             

コメントする

            
Powered by Movable Type 4.27-ja
Garbagenews.com

この記事について

このページは、不破雷蔵が2015年12月 6日 07:52に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「ちゃお2016年1月号付録・超金運UP ATM型貯金箱を実際にゲットしたよ」です。

次の記事は「だぶつき気味の原油、まだまだしばらくは安値低迷が続きそうな話」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

* * * * * * * * * * * * * *


2021年6月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30