佐藤御大の名作にしてタイムリーな「地球連邦の興亡」が文庫本化されて再登場するぞ

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人類の存亡を賭けた第1次オリオン大戦が終結し、束の間の平和が訪れた地球連邦。だが、戦後処理への不満は増大し、植民惑星系に内乱の危機が忍び寄る......。

小説家の佐藤大輔氏の新作が云々という第一報でちょっと驚いたけど、詳細を確認したところ過去の作品の文庫本化ということで、一安心やら改めて驚いたことやら。そういやこの作品については先日も、近々文庫本化するという話を聞いていたっけ......って発売日、今日かよ(笑)。

文庫本化に至る際の佐藤氏の傾向としては、新作の短編をプラスする傾向にあるから、それが楽しみだったりする。もっとも、何にもないという可能性もあるので、読んだ人の感想待ち。単行本そのものなら上にも記述してあるけど、4巻まですべて保有しているし、中身も読みまくっている......って発売そのものは前世紀だったのか。


で、内容はといえばタイトルや概要からも分かる通り、随分とベタくさい、植民地やら行政やら文化やら対立やらといった、どろどろとした内容が、SFの設定で佐藤大輔調で語られていく。銀河英雄伝説的なものではあるのだけど、見た目的には派手な「英雄」がほとんど登場せず、地味だけど評価されるべき人達、「地上の星」的な人達が描かれていく感じ。

「タイムリーな」というのは、今回登場する第一巻ではまだ大きな話にはなっていないけれと、......あー。ネタバレになるから色々とぼかすけれど、要は今ヨーロッパで大きな問題となっている、大規模な移動やそこから生じるであろう対立が、まるでトレースされる形で描写されている。そりゃ環境などは大きく違うけれど、4巻(単行本における最新刊)まで読むに従い、背筋がぞくりとしてくるはずだ。

短編を入れるにしてもしないにしても、今作は一刻も早く、4巻まで文庫本化し、世に広めてほしいものだ。

            

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このページは、不破雷蔵が2015年9月19日 06:54に書いた記事です。

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