「神話の法則」と脚本の原則と

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時代背景や倫理観の違いによる違和感を覚えることはあっても、良い作品はたとえそれが創られた時代が数十年、数百年、さらには数千年前のものであっても、良いものとして評価され、多くの人の目に留まり、読まれ、さまざまな媒体に転用されていく。それらの良作の中に方程式的なものを見つけようとしたものがこの「神話の法則」という本らしい。

「本らしい」ってのは当方自身もこの本はまだ入手していないから。ただ、似たような話として、某耽美系シリーズの小説とか、R18系の物語は往々にしていくつかのパターンとその派生的なものが多分を占めるので、テンプレートと変数を用意すれば、それの組合せでいくらでもプロットを創れるって話はちらほら見聞きする。肉付けは個々の才能によるのだけどね。同じレシピで同じ美味しい料理が作れるわけではないってのと同様。

で、その書籍によると、物語における主要登場人物はこんな感じでカテゴライズすると良いとのこと。物語の起伏、展開度合い、相関関係などを明確にしやすいんだろうな。そして分かりやすい方が読みやすいことにも違いない。

もちろんこの構成に従わない人物配置による物語でも、名作は山ほどある。だからこれは、人物構成におけるテンプレートの一つでしかない。ただ、分かりやすい骨組みにも違いない。


「神話の法則」で検索すると分かるのだけど、結構あちこちで参考にされている......ということは認知度が高く、多用されているんだろう。ちょっと興味が出てきた感。


......まぁ、これはネタにしても。既存の物語の登場人物を当てはめて「ああ、なるほど」と各キャラクタの役割を再認識したり、二次創作の際に役立てるってのは十分以上にできそうだね。

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このページは、不破雷蔵が2015年11月22日 08:57に書いた記事です。

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