アニメソフトが売れないとの嘆き話、その後

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先日の【日本のアニメBDが売れないの、だから第二期が展開できないとの話とか】の後日談的な話。よく考えてみれば日本でも売れているアニメは結構本数は出ているし、ディズニーの日本語化されたビデオも相応に数は裁けているのだから、アニメソフトそのものがまったく売れなくなったという話では無いのは理解はすぐにできる。

指摘されている通り、また先の記事でも触れているけれど、購入層のハードルとか、対価に関するハードルが異なるのに、同じようなアプローチをしても、そりゃ無理ってもの。それこそ地上波は宣伝に徹する的な発想も一つの手かもしれない。......昨今の「続きは劇場版で」との展開も、ある意味その点に気がついての話なのかもしれないな、と今、気が付いた。


マーケティング的には確かに金銭周りは気になるところ。コアファンには準ニートが多く居るとの前提だけど。昨今退職を迎えた人が多いからその影響が......とは思うのだけど、統計データそのものが無いので検証は不可能。アニメセルの購入コア層における年間収入と保護者の年齢とか、統計的にばらつきの無いレベルの値を取得するのは不可能だろうな。


価格に関してはこんな指摘もある。まぁ、単に価格を下げればそれでいいのかって問題、言い換えれば価格は一要素でしかなく、それで解決するのなら、CDショップなどで見かける名作映画の廉価版は飛ぶように売れるはずだけど以下略ってのもある。価格は重要な要素に違いないけれど、それですべてが済むわけじゃない。

とはいえ、セルビデオの売れ行きが低迷しているってのは事実であり、それゆえに制作側の一部が頭を抱えているのも事実。色々と試行錯誤を繰り替えす必要はあるのだろうし、解決策は決して一つでは無いかな、というのが当方の結論。先行の缶コーヒーのアプリのような、柔軟なスタイルもまた、ヒントになるんじゃないのかな。

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このページは、不破雷蔵が2015年10月 1日 07:25に書いた記事です。

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