「やめましょう、歩きスマホ。」をJR東が携帯電話各社と行うのだけど......

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駅施設内等における携帯電話・スマートフォンのながら歩きによるお客さまへの様々な危険を防止するため、2015年11月2日(月)から 東日本旅客鉄道株式会社、(一社)電気通信事業者協会とその加盟社である株式会社NTTドコモ、KDDI株式会社、ソフトバンク株式会社と共同で、携帯電話・スマートフォンのながら歩きによるお客さま同士の衝突回避やホームへの転落等の危険を抑止し、安全なご利用を促進するため「やめましょう、歩きスマホ。」キャンペーンを実施します。

歩きスマホのリスク高さは普段から問題視されている話で、特に電車関連の施設内においては、人の行き来が激しく、また落下や衝突リスクも高いため、特に啓発がなされている。定期的に注意喚起やキャンペーンが行われているのは承知の通り。

先日もJR東と携帯電話事業者各社との共同キャンペーンとして、「やめましょう、歩きスマホ。」とのキャッチコピーによる運動が行われることになった......のだけど。

上にあるのはポスターの一例。これ、雑誌の付録などについてくる多種多様なシールが用意してあるシートではなく、全部で一枚のポスター。一瞬目を疑った。


調べてみると同様のデザインは以前からTCAでも用いており、単体のイメージを使った啓蒙キャンペーンは何度か展開されている。とはいえ今回のデザインは、控えめに表現しても自分の目を疑う、正直なところ狂気すら覚える引きぶり。

リリースには車内ディスプレイの広告イメージがあり、動画を紙芝居的に表現している。それを見ると、元々は昔のタイプのデザインで、それが増殖し、幾何学的、サイケデリックな形に増殖し、最後に一つに戻るような感じであるのが分かる。

また、言いたいことは分かる。それだけ危険が増えているってことだよね。非常に強い形で注意喚起をしたいってことだよね。

でもこれは少々毒が強すぎる。注目を集める、印象付けさせるという注意喚起のポスターとしては成功だけど、ポスターそのものへの印象は最悪。普通の人が見たら怖さすら覚える。

これ、いったいどこが創って、どこがOK出したんだろうなあ......少々常軌を逸しているような気がする。

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このページは、不破雷蔵が2015年10月21日 06:35に書いた記事です。

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