200円バーガーの導入、バリューメニューの刷新...マクドナルドの新商品体制、これはイケるのかイケないのか

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 日本マクドナルドホールディングスは10月15日、500円(税込)の新セット「おてごろセット」を10月26日から全国で導入すると発表した。午前10時半~午後2時半に限っていた「昼マック」に替わって導入し、朝マック時間帯以降なら曜日・時間問わず注文できるようにする。

昨日立て続けにマクドナルドから発表された、メニュー刷新プログラム。先日のパッケージデザインの変更や原材料データの取得の容易化に続き、やや雑多となっていた(千うんちゃらの組合せ、とか)メニューをある程度整理統合し、お値打ち感を前面に押し立てた通年メニュー「おてごろセット」や「エグチ(エッグチーズバーガー)」「バベポ(バーベキューポークバーガー)」「ハムタス(ハムレタスバーガー)」の新規展開を行う。そのお手頃なメニューに関しては、極力シンプルなものとし、分かりやすくなる。

また、色々と批判の多かった「地域別で物価が違うから価格も微妙に変化させる」商圏別価格設定も止めて一本化。説明によると「店舗別の商品価格ベースで70%は価格を据え置き、25%で値上げ、5%で値下げ」「変更幅はマイナス20円~プラス40円。売上高への影響は0.9%程度のプラスになると見込」むとのこと。


ニックネームを多分に無茶のある言い回しで商品展開側から提唱する辺りは、まだちょっとナニがアレという感は否めないけれど、そして提示した内容は結構シンプルなものだけど、今回のリリース内容は、案外期待できる香りがする。牛丼チェーン店や同業他社のモスのような、高品質・高単価方面へのシフトは難しいと判断した上で、マクドナルドっぽいものは何だろうかと考えた末の、結論の一つかな、と。

問題なのは新作の、そして新セットメニューのベースとなる「エッグチーズバーガー」「バーベキューポークバーガー」「ハムタスハムレタスバーガー」の味。構成要素の限りでは案外行けそうな気がするんだけど、味そのものの良し悪しが一番大事だからね。10月26日の展開以降、どのような反応が示されるのか。ちょいと耳を澄ました方がいいかな。

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このページは、不破雷蔵が2015年10月16日 08:05に書いた記事です。

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