結局木金とほとんど動きが無かった国会内での「セクハラ」と「暴力行為」事案。ということは...

| コメント(0)


【国会内での2つの女性問題、連休明けにどれだけ関連各方面が動くかな】で言及した、国会内での「女性の壁」による「セクハラ」という定義の濫用と、津田議員による暴行事件。両者ともセクハラでひとまとめにしている雰囲気も世間にはあるけれど、前者はセクハラの悪用、後者は暴行行為がまず最初にありきで、その上で上乗せする形での男女間の体格差や世間一般にイメージされるところのジェンダー的な恐怖感があるから、同一視するのは好ましくない。

ともあれ今件に絡んで、連休明けの平日が経過したけれど、まったくもって大きな動きは確認できなかった。報道もちらほら、続報的、徹底追及的な動きは無きに等しく、人権や女性問題に関係する、主張をしている団体や関係者、知識人の類も、まるで午前二時の墓場のような静けさ。都議会の「早く結婚」発現の際には、何処から湧いてきたのかという程の喧噪ぶりを見せた方々も、語る様子は見られない。専門家の投稿記事で構成されるポータルサイトも同様。あれだけ騒いでいたのだけどね。


少なくとも今件で、女性関連の権利団体やそれを得意分野とする専門家の方々は、「貴方のその抗議や意見は、結局のところ貴方が気に入らない相手だったから叩く、あるいは叩けば自分が得になるから叩くのであり、自ら良し悪しをえり好みをしているだけですよね? そうではないとするのなら、なぜあの時に黙っていたのですか?」と反論される弱点を有してしまったことになる。「とやかく言われる筋合いじゃない」などという言い訳も難しい。

どうなるのかしらね。

関連記事             

コメントする

            
Powered by Movable Type 4.27-ja
Garbagenews.com

この記事について

このページは、不破雷蔵が2015年9月26日 08:44に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「休んだらその分の給金は差し引かれる。常識だよね...ということで国会法などを改正してみてはどうかという話」です。

次の記事は「国勢調査のオンライン回答が36.9%にも達していた件について」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

* * * * * * * * * * * * * *


2021年6月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30