浸水後の住宅を目の前にして色々と考えること

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すでに復旧作業に取り掛かっている人もいるだろうから、直接今件には間に合わないだろうけれど、先の震災でも触れていた感のある話をいくつか。浸水した後の状況復帰の際に、やっておくべきこと、知っておいた方が良い事。

まずは写真の撮影。現場保存云々って考えに近く、要はこれだけの状態になりました第三者に説明するためのもの。これ、新居に引っ越してきた際に、荷物を入れる前にやっておくべき行動の一つでもある。昔は紙焼きの写真を撮るのは結構ハードルが高かったり、ポラロイドでもコストが気になったりしたものだけど、今ではスマホでいくらでもばりばり撮れる。動画まで撮る必要はないけれど、写真は隅々まで撮っておいた方が良い。指摘のある通り、場所を特定できるような物品や、具体的な被害か所をしっかりととらえておくのを忘れずに。

あとは確定申告をしている人は特に、していない人も今回事案に該当する人は是非とも、確定申告で控除ができることを知っておいた方が良い。まぁ領収書はいかなるときにも保存ってのは基本だけれど。......で、先行記事でも書いたのだけど、この類の話でも、容易な検索ワードだと、悪質系まとめサイトやネイバーまとめが上位に来てしまうので、かなり懸念を持っているのも否めない。検索エンジンはいったい何をやっているのだろう。


で、具体的な回復作業に係わるノウハウはすでに多種多様なところで展開されているので、当方としては以前記述した本家サイトの記事を一つだけ挙げておく。CDCのものだけれど、それなりに役に立つ。いやむしろその記事に記載した香川県の方のが役立つかな。もう一つはボランティアに絡んだ基礎知識......ではあるけれど、多分に自らが行動して後作業をする時にも役立つ。

あとは......そうだな、例えば【広島県呉市の防災知識のページ】にあるこんな箇条書きかな。

6 風水害の後始末は?


風水害の被害を受けていちばん問題になるのが衛生面です。住居や生活環境すぺてが汚染されて不潔になるため,食中毒や伝染病が発生しやすくなります。

風水害の後始末には,次のことを心がけましょう。

・水をかぶった家は,開け広げ通風をよくして乾繰させる。
・浸水で汚れた床,柱,腰板は早く水洗いし,クレゾールなどで消毒しておく。
・水に浸かった畳は腐るので取り替える。
・生水は飲まない。水道水でも煮沸する。
・水をかぶった食品は絶対に食べない。
・家の周りの点検をする。


今後問題になるであろう懸念事項の一つは、大量の廃棄物。例えば自動車の問題など法的対処も含め、震災時の教訓が活かされれば良いのだけど。

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この記事について

このページは、不破雷蔵が2015年9月11日 08:04に書いた記事です。

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