「桜島が噴火すると鳥居が埋まるぐらいの火山灰が降った、気象庁も認めている」それは桜島内での話です

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先日の【桜島の噴火警報と川内原発の話と...再びってカンジ】から連なる桜島関連の話。当方のツイッターのタイムライン上に「桜島のレベル4ってこんな噴火が起きた云々」と、詳しい距離・位置関係を触れずに鳥居が火山灰で埋まった写真と「気象庁が云々」との話。この情景は見たことがあるけれど、どうもあおり感が強いし、細かいことは一切書かれていないし......ということでいま一度調べ直した次第。

気象庁云々ってのは【火山活動の状況】で書かれている、現在の噴火警報のレベル4における想定される現象などの項目。1914年の大正噴火や1946年の昭和噴火の事例が挙げられている。で、鳥居の写真は「黒神埋没鳥居」。大正噴火の時のもので、桜島の中心、火口からは大体5キロ。桜島内での話。

で、この話周りを色々と検索したりリプライなどからたどっていくと、「鳥居ですら埋まったのだから川内原発も危ない」(危ないまでのプロセスは多種多様)という話が複数持ち上がってくる。そりゃ確率論的にはゼロなどないけれど、震災以降降って湧いて出た......というか、それをオールマイティカード的に振り回すことで、自らの無茶ぶりを正当化できるゼロリスク論者的な感は否めない。ゼロで無ければ1になる可能性があるのだから1だとの生き方を選ぶと、「いつかは死んでしまうのだから、だったら今のうちに自分の意志で......」という結論に至ってしまう(過激な新興宗教では本当にこの結論に達したものもあるので、冗談話にもならない)。

ともあれ情報としては、気象庁の伝達情報に挙げられている噴火警報のレベル4における想定される現象に大正噴火があり、その大正噴火で火山灰によって沈んだのは件の鳥居に違いは無い。で、その鳥居は噴火口からは5キロほどの距離にある、桜島内のもの。

桜島の活動が活発化して以来、震災で一気に化けの皮がはがれた某地質学者をはじめ、関連界隈が再び怪しげな挙動をしているのが確認されている。公的情報を元に、冷静な判断を第一に心がけてほしい。

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このページは、不破雷蔵が2015年8月18日 07:33に書いた記事です。

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