かつての学生運動と、それを美化して記憶する現在のシニア層と

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震災以降よく報道されるようになった「デモ」の類。特に安保法案以降、Sなんとかいうグループによるデモについては、どうも積極的にある界隈からの後押し的な動きが見受けられる。特定の世代の一部属性的な人達からも。その人たちの話を見聞きすると、ボランティア活動やボーイスカウト的な活動のような認識「を第三者にしてほしい」との雰囲気がシュールストレミングな香りとして伝わってくる。

で、類似比較されることも多い、かつての学生運動がどのような見方をされていたのかについてのお話。一部報道などでは国内全体が盛り上がり賛同していたような感もあるけれど、まぁ実のところは賛美してる界隈が目立っていただけというのが正解らしい。


結局、この学生運動の時に参加した「学生運動世代」が今の団塊世代などの壮齢層から初老世代であったりする。そして今は退職してある程度自由になり、時間を持て余し、青春時代を懐かしむ......という構造。そりゃもちろん全員が全員ではないけれど、確率論としては他の世代よりは多い。

するとどうなるか。


......ということで当時の世論に関するデータを調べてみたところ。【ネットで確認できる戦後からの内閣府の世論調査が面白い】で紹介した戦後の世論調査のデータに、それを裏付ける話が確認できた。まぁ、属性別の詳細データはe-statにも収録されておらず、どうやら国会図書館に収録されている文献を精査する必要があるので、当方としてはパスなわけだけれど。


少なくとも世論全般としては、このような意見だった次第。まぁ記憶の美化やすり替えは誰にでも起きうるし、ましてや事実の認識が自分の過去を否定するようなものであれば、自我崩壊の類を防ぐために、都合の良い記憶に入れ替えるってのは理解できなくもない。でもそれを第三者を巻き込むために使っちゃいけないよね。

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このページは、不破雷蔵が2015年8月12日 08:14に書いた記事です。

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