「これからも再稼働の是非を問い続けます」と公言する朝日新聞名古屋本社のカメラマン先生

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それこそ震災以降繰り返し「足りる足りるは頭が足りぬ」的な話が繰り返されてきてはいるのだけど、先日の川内原発周りでこのような発言を公知なされる朝日新聞社関係者の方に対し、まぁ色々な意見が出ている。五百歩ぐらい譲って、この日に「これからも再稼働の是非を問い続けます」と語るのはともかく、問題なのはリスクゼロの概念に関して、煽動的な話を自社の記事を用いて語ってしまったこと。この論評を是とするのなら、自らの身に色々と返ってきてしまうのだけどね......。


と思っていたらすでに指摘されていた。ペンは剣よりも強いかもしれないけれど、それゆえに、そのペンの強さを、ペンを持つ者は知った上で使わねばならない。そのペンの強さに取り込まれてしまっては、単なる力の亡者でしかない。

主要新聞社に限っても他の新聞社アカウントも多分にあるはずなんだけど、どうもこの類の「やらかし」は朝日か毎日が目立ってしまう。日経は元々その類の記名記事レベルでのやらかしがあっても日経全体の問題となるし、産経や読売もソーシャルメディアまで下りてくることはなく、多分に記事上での問題となる場合が多い。それを良しとすべきか悪しきこととすべきかはさておくとして......。

個人の表現の自由はあるけれど、その自由には責任が伴う。肩書を背負った上での自由の発揮には、相応のその肩書に対する責任も負う。大企業の社長や著名な俳優、芸能人がその肩書を有した上で問題発言をすれば、それが仮にソーシャルメディアに限ったものでも大問題となるのと同じ。

それともメディア関係者は特例で、責任を負わなくても良いと思っているのかな。

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このページは、不破雷蔵が2015年8月12日 07:55に書いた記事です。

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