少年犯罪の再犯が約4割で平成以降で最高、との報道に関して首を傾げて確認してみたら

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ことし上半期に刑法犯罪を起こしたとして、警察に検挙された少年や少女は全国で1万9000人余りで、再び事件を起こすなどして検挙された再犯者の割合が、これまでで最も高い40%近くに上ったことが分かりました。

一応文中では少年犯罪(刑法犯罪)は減少を続け、最新の統計では初めて2万人を割ったとの言及もあるけれど、グラフや記事タイトルでは再犯率の高さを挙げ、さらに凶悪犯罪の再犯率が高いことも説明し、いかにも少年犯罪が凶悪化しているような印象を受けさせるものとなっている。

けれども。


一次資料を確認すると案の定、再犯者数もちゃんと減少している。少年の刑法犯全体の減少度合いと比べて再犯者の減少度合いが小さいので、相対的に刑法犯全体中の再犯者率が上昇しているだけの話。これ、さらに別途資料による精査が必要なんだけど、再犯者「率」が上がっているのって、要は少年犯罪の先鋭化、容易に再犯ができるタイプの実行数が増えているので、再犯者数の減少がゆるやかなんじゃないかな。要は再犯しにくいタイプの犯罪が減って、再犯されやすいタイプが残っている感じ。

加えて。凶悪犯そのものは以前から数が少なく、また再犯者率が6割ってのは昔からの話で、最近になってというわけじゃない。この辺りも含め、色々と誤解を受けそうな内容だったので、ツッコミ&精査も兼ねて。


※一部記事訂正。用語の概念について後日別途記事をしたためます。ツイート内部の「再犯率」の使い方の間違いについてはブログパーツ使用のため変更は出来ませんので、再犯者率としてお読みください。

※後日補足記事
【「再犯率」と「再犯者率」の再確認・覚え書き】

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このページは、不破雷蔵が2015年8月31日 07:06に書いた記事です。

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