ちゃんと一次ソースの中身を読んだ? 「戦争法案」との言葉は悪質なプロパガンダ

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安倍晋三首相は29日午前の参院平和安全法制特別委員会で、野党が安全保障関連法案を「戦争法案」と批判していることに対し、「あたかも違法な行為をわが国が率先していると誤解されかねない極めて不適切な表現だ」と強い不快感を示した。

引用元記事の全文や公開される映像上のやりとり、議事録などを参照してほしいなあ、と思いつつ。そもそも論の安保関連法案を「戦争法案」と断じているのは反対している人たちによるもので、イメージ戦略的なものなんだよね。相撲取り、力士のことを「デブの集団」と批評し、何かとつけて「あのデブの集団はね......」的な形で会話に盛り込むようなもの。

ウェブ上や実物が多数展開されているので見たことをある人も多いのだけど、某大手野党の広報ポスターにも「戦争法案」の文言がそのまま使われいる。これって震災直後から続いている、原発や電力周りにおける解釈ミスや妄言を指摘したら「御用だ」と罵声を浴びせる界隈、電力周りの計算違いを指摘したらネトウヨとレッテル貼りをして逆切れした、某まナンチャラというひらがなつづりのジャーナリストと同じ。

要は中身の真偽はどうでもよく、不特定多数を怯えさせて注目を集め、怖いと思った人を引き寄せれば何でもよい。ノストラダムスの大予言等と同じ。あの手法の悪用。なので先日指摘があったけれど、


の話のように、「戦争法案」との文言で振り回されるか否かは、理解力や判断力を精査するリトマス試験紙になる次第。

「戦争法案」の文言でもやもやするのは、自衛隊(関係者)なだけで罵声を浴びせたり、子供まで煽動して陰に陽に誹謗中傷して差別をする、前世紀末位まで行われていた手口と同じだからってのもある。「自衛隊員は銃を持っている、戦争する悪い奴だ」的なイメージで叩こうとするのと同じなんだよね。


指摘の通り、カルト系な集団の手法とも似ているので、正直怖い所がある。まぁ、心理的ゆさぶりの手法はどのような事案にでも応用されるのだろうけど。


一番「お前は何を言ってるんだ」的なツッコミをしたくなるのは、「戦争法案」と声高に語る人、それに釣られる人たちのうち、果たしてどれだけの人が、その対象となる話、文言、法案そのものを読んでいるのか。下手すると議員先生や学者の肩書を持つ人においてですらろくすっぼ読まずに、なんだかコワイっぽいから反対的な感じがする。だからこそ上で指摘されている通り、物事を精査出来るか否かのリトマス試験紙になる。

まずは一次ソースを読み解く。分からなければ分かる人に尋ねる。それでも理解できなければその件に関しては意見を留保する。ノリや雰囲気で煽動されるのは個人の自由ではあるけれど、その行動で結果として第三者から色々な評価を受けたり、自らのスキルに関してさまざまな判定が下されるのも個人の自由。

ただ、間違った話、煽動で踊らされて欲しくはない。個人で踊るだけなら別に自由だけれど、その踊りが他の人に迷惑をかけることなら、なおさら。

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このページは、不破雷蔵が2015年7月30日 07:37に書いた記事です。

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