薬は病症を治すためにある......とは限らない

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がん治療法に関して「放置が一番、医者はボッタクリ」的な論評であちこちに顔を出して出版社と組んでぼろもうけをしている某K氏や、その方面のジャーナリストを名乗る方々のように、昨今では医療方面でのバッシングをするのがメディア的にもトレンドらしい。まぁ以前も触れたけれど、高齢化で医療そのものと向き合う機会のある人が増えてきた、つまり市場が拡大したところにメディアが目をつけたんだろう。

で、その界隈の問題の一つとして取り上げられているのが、アトピー周りの話。ステロイドによる治療をしちゃあかんって話があり、それを信じて「脱ステロイド治療」をしていたけれど、それを止めて標準の治療に切り替えた人のお話。結局普段から言われている、浸透している普通の治療方法がベストだったというもの。エセ的医療法は結局、語り手のお財布を豊かにしたに過ぎない。


で、ちょいと考えればすぐに分かるのだけど、薬で無いモノの類は保険が適用されない。まだまだ未開の物質を使っているからとか利権がとかいう説明もされるだろうけど、大部分は単に得体のしれない、効用の裏付けが無いからに過ぎない。江戸しぐさあたりも本当はばっさりと大糾弾すべきでってのと同じ。

アトピーのステロイド治療の話に戻るけど、そのブログに書かれている通り、この類の治療ってのは、状況を抑えるもので、治癒させるものでは無い。まぁもちろん一番良いのは治癒させるものなんだけど、アトピーに限らず多くの治療薬ってのは症状を抑えるもので、治癒自身は人間の回復機能に任せるしか無かったりする。

どうも普段のイメージから「薬は対応する病気を治すもの」としての考えが頭に刻まれてしまっているけれど、「症状を抑えるもの」も多分にあるってことを覚えておくことで、色々と楽になれると思うよ。

......まぁ、アレだ。「薬代を浪費させるための医療界の陰謀だ」的な話にもつながるんだろうけど。それ言い出したら「はみがき促進は歯ブラシ業界の云々」「安全運転促進は保険会社を儲けさせるための云々」とか、陰謀論大好きな人になってしまうよね。

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このページは、不破雷蔵が2015年7月29日 06:29に書いた記事です。

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