人生のステキなひとときを写真に撮ることと実体験を楽しむことと

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メガ恐竜展に足を運んだくろがねぎん先生のお話。他にも色々と面白い、興味深い恐竜の展示を披露していたのだけど、ちょいと気になった......というか色々と考えさせられたのがこの話。

確かに昔のような、紙焼きカメラが主流だった時代と違い、子供まで合わせて多くの人が気軽にデジタルの写真を取得できる時代となった。一億総カメラマン、報道記者みたいな感じ。さらにそれをネットにアップすることも極めてイージー。それだけに、まるでメモを取るような感覚で写真をばりばり撮る姿はそこかしこで見受けられるし、当方自身も人のことはいえない。

ただ、何か特定の状況に「これは素敵なものだ」という心を揺さぶられるようなものに遭遇した時に、写真を撮ることで満足しちゃって、肝心のリアルな体感、雰囲気を覚えることがないがしろになってはいないだろうか、と思ってしまう。写真を撮ればその場の情景を半永久的に取得できる。それはそれでステキなのだけど、その場で得られるであろう本物のダイナミックさとの遭遇感は、その場でしか味わえない。

もちろん写真を撮るな、というわけじゃない。ただ、写真を撮ることに夢中になって、せっかく足を運んで雰囲気を堪能できるのに、それをないがしろにしちゃもったいないかな、という気はする。


まぁ、ただ、おっさん云々ってわけじゃなく、思い出しのきっかけとして、あるいは当方のように後程資料とするために、写真をばりばり撮るって人も多いだろうし、むしろ写真撮りが来訪のメインの場合もあるだろうけどね。半ば仕事みたいな感じ。

写真取得と実体験。双方をまんべんなく楽しむのが一番なんだろうけど、結構難しいんだよねえ、これって。

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このページは、不破雷蔵が2015年7月22日 06:26に書いた記事です。

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