先日の「プラカードなどによる議場での激しいアッピール」を観て・やはりオンデマンド化&アーカイブ化は必要なんだろうね

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先日の【先日の衆院平和安全法制特別委員会での「強行採決」と報道の切り口と】絡みでの話。情景が外でのデモみたいな感じだったとか、多分にカメラ目線で演技臭さがフルスロットルだったとかも合わせ、テレビ世代の手法っぽさが多分にあったのも、胡散臭さやら古めかしさを覚えさせる一因だったのかもしれないと再確認。

確かにパッと見で、リアルタイムで、一度限りであのようなシーンを見たら、引き込まれるし語っている内容に信ぴょう性を覚えてしまうだろうけれど。繰り返し観たり精査されたら、何この大根役者的演技とか、さらには指摘のある通り、ネタ素材にされてしまうのがオチ。当然真面目さなど微塵も感じなくなってしまう。

結局は情報取得の方法が変化しつつあるのに、発信しようとする側が昔の体制への対応のままで推移しているのが、ギャップとなって表れ、白ける結果となるのだろう。


で、先日ちょいと触れたけれど、今件のようなことがあると、改めて各方面の映像に係わる諸々はオンデマンド・アーカイブ化、永久保存化が欠かせない。議員にとっても後々までアピールできる素材が、マスターデータとして保存されるのだから、これほど嬉しい話は無い、はず。後々に研究者や関係者なども合わせ、検証をする際にも非常に重要な資料となる。テレビの報道や特集番組、ワイドショーなどの番組も然り。まぁ、放送権を買い取った映画の放送などは話が別になるけれど。スポーツコーナーとか天気予報なども素晴らしいアーカイブ材料になるよね。

そしてアーカイブ云々って話になると、先日の【テレビ・ラジオ放送を全てアーカイブ化すると報道圧力になるという、新聞中枢部の方の主張】やら3年前(!)の【「事後検閲」と詭弁と責任と】なる話が出てきて、反発をする筋があるのだけど。

「検閲」ってのは国による情報の精査とその内容に対する圧力を意味するもの。不特定多数による国以外の者が行う情報の精査と、その内容次第によって行われる間違いの訂正やら虚報・捏造などへの追及は、検閲などの問題は別物なんだよね。そして「検閲」は憲法ベースで禁止しているので、公金を用いてアーカイブ事業を行っても、それを国民全体に幅広く、容易にアクセスできるように公開すれば良いまでの話なんだね。国がその情報を用いて「検閲」をしなければ良いまでの話。そして学術的にも国民全体の知識や情報公知の観点では計り知れぬほどのメリットが得られる。

アーカイブ化を事後検閲のリスクが云々ってのは、「免許を持たない人が運転するかもしれないので、自動車の販売禁止」と文句を言うのと同じ。「無免許運転者は逮捕されるから問題は無い。その理屈で、免許取得者まで不利益被るのはおかしい」ってことなんだよね。

それほどまでに、発信した情報の事後精査をされるのがイヤなのかな。

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このページは、不破雷蔵が2015年7月17日 08:10に書いた記事です。

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