高齢者の熱中症と「暑さを感じにくい」と室内での発症・救急搬送者の経年調査データと

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以前高齢者の熱中症による救急搬送者数が多いことに関して、特に室内では電気代の節約を気にして云々って話の他に、高齢者は元々温度変化に対する反応が鈍いとの意見があった。別のルートで上記のように、同様の指摘があり、やっぱりそうなのかな、という感。それにしても寒さよりは暑さの方が鈍感になりやすいってのは何故なんだろう。人の神経細胞は老化すると高温では反応しにくくなるのかな。セロトニン神経細胞(【温度を感じる神経系の基本的なしくみ、解明される】)が歳を取ると高温面で働きにくくなるのかも。


夏の暑さが身に応える時期になるし、良く耳にする意見の一つに「昔から夏は暑かった。暑くて当然。昔だって我慢したのだから我慢しろ」的な話。しかし実際には「むかし」と比べて今は温度そのものが上昇しているので、同列の比較は出来ない。特に都市圏では温度の上昇が顕著であり、同時に暑い云々ってのは都市部で良く語られる話であることから、「昔の温度と同じじゃないのだから、無茶言うな」的なツッコミが入ることになる。

まぁ、高齢者のいる部屋には分かりやすい、大きな文字で表示する温度計・湿度計、さらには熱中症リスクを表す分かりやすい表記のパネルが必要なのかも。


高齢者に関しては先行する記事で触れている「人生のアップデート」が成されず、過去の経験からのみで判断してしまう場合が多々あるため、結果として「大丈夫だ」と認識していたものが、実はもうアウト直前だったということもある。あくまでも第三者的な視点から図れる数字を元に対応すべし、本人自身の意見は参考程度に、ってことかな。酔っ払いの人が「自分は酔ってない」というのと同じ、程度と見れば良い。

節約しなきゃ、電気代......って意見には「健康を損ねたら何倍も医療費かかるよ」「それで万一亡くなったらもう電気代は要らないけど、それはお勧めしない」って感じになる。要は期待値計算をすればすぐに分かる話なんだけどね。


で、それらの話の中で出てきたデータを元に色々と探して見つけたのが、国立環境研究所 熱中症患者速報。年ベースの調査結果で、全国すべての総合値では無く、特定地域の情報を元にしたものではあるけれど、取得元は消防庁や気象庁であることも合わせ、精査の上では十分以上の精度がある。ざっと読みした限りでは指摘の通り、高齢者は室内で発見される形で、熱中症による救急搬送者の比率が極めて高い。エアコンをつけていなかった可能性は、先の【高齢者の熱中症のリスクは「エアコンあるけど使わない」が多分にあった、その調査結果を確認】と合わせ、随分と多い感はある。

もっともそれが「暑いと思わなかったのか」「暑いけどもったいないからつけなかったのか」のいずれかについては、もう少し内容を精査する必要があるのだけど。震災以降と以前で傾向がどのように異なるかも、時間を取って詳しく精査したいところだな。

            

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この記事について

このページは、不破雷蔵が2015年7月14日 07:55に書いた記事です。

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