「お客様は神様です」はお客が使ってはいけない

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言葉の意味は誤用されていくうちに誤用の方が出現機会が多くなり、いつしかそれが通説から正しい使い方へと変わっていくこともある。だから一概にこれじゃないとダメってわけではないのだけど、知っておいた方が良い話。

これらの言葉って往々に語り手側の我を通したり無理難題を相手に押し付けたりする時の常套句、免罪符的なものとして使われているのだけど、実のところは使っちゃいけない側が使っていることがわかる。

「お客様は神様です」。これは以前【「お客様は神様です」。だからお客はワガママやってもよい、わけじゃない】でも触れている通り、お客と相対する側が語る話であり、お客側がこれを持ち出して「だから何を言っても文句つけるな」という葵の紋みたいなものを意味しているわけじゃない。

「子供のしたことですから」も似たようなもの。被害を受けた側が状況を理解して許す場合に使うことで、しでかした子供が責任を回避するために用いるカードでは無い。「有名税」も同じだね。

この類の誤用......というか本来ならば使う立場が限定される言い回しって、気を付けていないとついやってしまう。気を付けなきゃいけない話ではある。

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このページは、不破雷蔵が2015年7月 6日 07:27に書いた記事です。

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