マスコミの「圧力」と、「商売だから」は通用しない実態と、現在のジャーナリズムはすでに臨界点を超えているとの話と

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やはりこれも新幹線事案がトリガー。しっかりとした、少なくとも間違っていない報道を行うところも多々ある一方で、相変わらず撫で切り的な「安全神話が云々」をはじめとした戯言や、居酒屋でくだを巻いている酔っ払い的な話が少なくない。コメンテイターの話だから、自分達が呼んだにせよ専門家の話だから、と責任を回避する姿勢は丸見えだけれど、それを用意し伝えている時点で責任は一体化している。引用しただけだから、たとえ編集したとしても自分達には責は無いとする、悪質系まとめサイトがガセネタを流した時と同じ......ってあれか、悪質系まとめサイトは報道の悪い所を真似ているわけか。

で、特権階級的な姿勢を示しているのも相変わらずという次第。昔からってのは上記の議事録などでも良くわかる。自分達は市民の代表だからという大義名分はあるのだろうけど、それは法的に誰も認めたわけじゃない。そしてあなたたちだけに与えられた権限でもない。


一方で商売だから仕方がないとの主張も良く行われる。センセーショナルな、イエロージャーナリズム的なものは売れないといけないので、というもの。しかしそれは報道機関側がドヤ顔しながら語るための、行動を正当化するための免罪符では無いのだよね。

改めて報道の劣化......あるいは単なる相対的劣化と実情の暴露が生じていることに関して、あずき先生がまとまったお話をしているので、こちらで覚書も兼ねて。

状況が、環境が変わっているのだけれど、従来の報道関係業界は旧来の状況のままで変化に疎く、結局対応しきれなくなっているのだろう。売れるためにはとあちこち手を出して、ますます悪化している、しかもそれを自覚できない状況。借金に手を染めて、返済するためにサラ金をはしごしたり、一発逆転を狙ってパチンコや競馬に手を出す、あるいはFXをやってみる、的な。


もちろん全体すべてがそうってわけじゃない。ただ確率論、比率的な話で、確実に指摘されている状況は浸透しているし、該当する関係者は増え、比率は増加し、目立つようになっている。しかも浄化作用が効かない状態。

効果的な影響力を持つ第三者機関による精査が無いので、ジャーナリズム界隈は暴走し、進化の行き詰まりに来てしまった。報道とエンタメをごっちゃにして良い所取りをしているつもりが、双方の悪い所が強調されて酷いことになっている、しかもそれに気が付いていない。そう表現すると分かりやすいかも。内容的にあっという間に瓦解した自由なんちゃら協会が好例だね。

第三者機関云々って話も、実はあずき先生が先日語っている。こちらも興味深いので、時間を見つけて精査していきたいところ。

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このページは、不破雷蔵が2015年7月 3日 08:22に書いた記事です。

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