ガセネタの方が広まりやすい、ツイッターでの場合を検証する

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直前の【60年あまりの大学授業料の推移をグラフ化してみる(2015年)(最新)】で、ガセネタは量産されやすいし広まりやすい話をしたけれど、それを実践する結果となってしまったのが、今件の話。100年以上の歴史を持つアメリカの地方紙The Daily Gazetteの記事の写真が誤解釈で伝えられた事案ではあるのだけど、当方は連続してツイートし、それがフェイク的な説明であることを明記したにも関わらず、最初の誤解釈ツイートのリツイートは10件、その内容の実態を解説したツイートは8件でしかなかった。つまり最初の誤解釈ツイートをリツイートした人のうち、2人はそれが事実であると誤認したまま広めてしまった可能性が多分にある。

最初の誤解釈ツイートのレスを見ても、内容を否定、修正するようなものは無く、それを事実として読んでいる人が多い。まぁ、内容的には感動しそうなものだから、そこで満足しちゃうってのもあるんだろうなあ......。またツイッターでは特に、連続する形でツイートしても、今件のように単独で扱われてしまう可能性も多分にあるので、フェイクなりガセなりが広まりやすいのかもしれない。


同じノルマンディ絡みのフェイクでもこれなら誰もが楽しめるし、フェイクだというのも単独で確認出来る。まぁ、最初の誤認識のツイートも、恐らくはその前に、別の、同様のガセネタ的なものがあり、それからの転用な気がするのだけどね。

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この記事について

このページは、不破雷蔵が2015年6月21日 07:55に書いた記事です。

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