高齢運転者に認知症チェック強化体制・改正道交法成立

| コメント(0)
75歳以上のドライバーに対する認知症のチェック体制を強化した改正道交法が11日、衆院本会議で可決され、成立した。認知症が疑われる人を抽出する検査を拡大し、疑いがある人には医師の確定診断を義務付けるのが柱。2017年6月までに施行される。

この辺りの法令は事前準備もあるんだろうけど、可及的速やかに施行してほしいな、という感はある。2017年6月までにって、あと2年もあるじゃん。

今件は元々高齢ドライバーの増加に伴い、運転手自身だけでなく巻き添えを食らう人のリスクが高まる......というか事案数が増加することを受け、【「危険だから運転止めて」17%、「止めてほしいが仕方がない」33%...家族の高齢運転者への思い】などにもあるように警察庁のアンケート調査の結果で裏付けを取り、改正に踏み切ったもの。

文字量が多くてざくざく削ったコメントの、削る前のバージョンはこんな感じ。

今件は高齢層人口の増加に伴い高齢者の、さらに高齢者の中でもより年上の運転者の増加により、判断ミスや違法行為による事故が増加しており、今後はさらに増えることが予想されるための法改正です。各種事故統計値に加え、2014年に警察庁実施の「高齢運転者による交通事故防止に関するアンケート」の結果が後押しとなりました。

そのアンケートなどからは(高齢運転者=75歳以上)

・高齢運転者の死亡事故件数比率は75歳未満の2.5倍
・89%は高齢運転者へ今以上の対策を希望
・高齢運転者を持つ家族の46%は「体が衰えて来たら運転を止めてほしい」、33%は「危険だが仕方がない」、17%は「危険なので止めてほしい」
・高齢運転者の75%は「夜間やトンネル内で見えにくくなった」、60%は「咄嗟の動作や複雑な動作がスムーズにできにくくなった」
・高齢運転者の63%は「各自の運転能力に応じた対策を推進すべし」

などの結果が出ています。

他方、社会的には「高齢者」は60-65歳が一般的。今件も75歳から65歳などへの引き下げも検討すべきかもしれません。検査に通れば何の問題も無いのですから。


高齢運転者の増加についてはドライバーそのものを計測することは事実上不可能だけど、運転免許証の数である程度推定することはできるので、時間があれば世代別の経年動向を探れればいいなぁ、とは思っている。

まぁ本来なら認知症の精査に限らず、運転上問題のある健康上の事由については年齢制限を問わずに実施をしてほしいものだけどね。

関連記事             

コメントする

            
Powered by Movable Type 4.27-ja
Garbagenews.com

この記事について

このページは、不破雷蔵が2015年6月12日 07:03に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「実はアメリカはすでに世界最大の産油国となっていた」です。

次の記事は「「モアイ像の胴体が発見」的な話はガセ。厳密には胴体そのものじゃなく......とネタのリサイクルという話」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

* * * * * * * * * * * * * *


2021年6月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30