財務省の「大学授業料上げようよ」「教員ボンガボンガ減らそうよ」という財政制度分科会の報告書の話

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先日から【60年あまりの大学授業料の推移をグラフ化してみる(2014年)(最新)】へのリクエストが増えているので何があったのかと思い探してみたところ、先日財務省が提議した財政制度分科会の報告書をもとにした報道がきっかけだった模様。この報告書については【救急車到着までの時間と蘇生可能性とAEDの話】でも触れている通り、他の事案の美味しい所のつまみ食いで論理を構築しているとか(よくある「出羽の守」的な)、数字とそこから得られる結論に無理があるとか、方策によって生じるメリット・デメリットのうちメリットのみにスポットライトを当てているとか、多種多様なトリックが仕込まれている香りがシュールストレミング的にする次第ではある。

ではあるのだけど。

ウェブやソーシャルメディアで語られている反論的なもののほとんどは、新聞報道を元にしている。でもすでに一次資料が容易に入手できるのだから、財務省が公開提示した一次資料を基にツッコミなどをすることをお薦めしたい。新聞報道は多分に抜けや誤解釈がある。そして財務省側の資料を読めば、それはそれで「なんでやねん」「やってられるかぁぁ」的な心境になるはずだ。なお新聞報道で語られている、関連委員のセリフについては、後ほど議事録が公開される予定なので、誰が語ったかは把握できるはず。

報道でなく一次資料を基に突っ込んでほしいってのは、そうでないと、ツッコミの対象そのものが(新聞側の誤解釈や説明足らずで)間違っている可能性があるため、ツッコミが正しいのか否か判断がつきにくくなるから。経済・科学周りの新聞記事の読解・解説レベルの「高さ」はこれまでにも何度となく実例があるからね。見方を変えれば、財務省の一次資料に対して「この部分はおかしい、解釈が間違っている」などとの指摘があれば、皆が正しい理解を示すはず。

なお......


別資料によるとこんな感じ。一連の問題も結局、限られたリソースをどのように配分するかの問題。リソースの配分は投資行動に他ならなず、回収率・複利的計算を考慮すれば、ウェイトを高齢者関係給付費よりも若年層向けや中長期的な対策に回すべきではないかなあ。以前触れたけど、高齢者関係給付費の一部を該当世代内部で補完し合う、共有資産的なものの発想も考慮すべきではないだろうかな、と。

            

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このページは、不破雷蔵が2015年5月13日 07:13に書いた記事です。

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