「趣味でやることは全部ひとりでやりたい」という想い

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このツイートの直前に釣りに関するあれこれを語られているけれど、それは前座みたいなものなので省略。まぁ釣りってのは典型的な一人趣味には違いない。というか「趣味」の類って基本的に該当者本人の思うがままって部分が強くて、社会性が生じるタイプの趣味趣向って、それも趣味には違いないんだけど、なんかちょっと本来の趣味とは違う部分もあるのかなあ、という気はする。

もちろん自分一人で解を求めようとするとどん詰まりになってそこから抜け出せないことも多いので、何らかのガイダンス的なものは欠かせない......場合が多い。また時間の節約になる事も多分にある。例えば自分が数日かかってようやく見つけ出した方法論も、その類の解説サイトを確認したら数分で納得できるものを見つけられたとか、ね。

その解消法を自分で見つける過程もまた楽しいのだけど、それが単なる「楽しみにたどり着くための手法」でしかなかった場合、ちょいと複雑な気分になる。時間の浪費という点では特に。データの精査などではよくある話で、半日かけて探してもちっとも正しいデータが見つからずに時間のロスを後悔しながら、類似事案を検証している人の論説からたどってみたら数分で関連情報として必要なズバリのデータを見つける事が出来たとか、さ。趣味の場合もそんなことは少なくない。


他人の息遣いを覚えないと寂しさ、孤独感に苛まれるけれど、でも他人と一緒に何かをしようとすると、各種調整や相手の考えまで考慮しなければならないので、作業そのもの以外のエネルギーも多分に使ってしまうっのは良くわかる。逆の見方で、これは以前にも触れたけど、「遅刻するってのは直接の対象者はもちろん、そこから連なる多数の人に迷惑をかけることになる」ってのを多分に知らされた、経験しているので、自分自身がそれをしてしまうことへの恐怖感ってのもあるのかもしれない。あとは単なる面倒くささ。

まぁ、ビジネス書などでは良く「自分のワークを他人に任せる度合いで成功度は変わってくる」なんて書かれている。要は他人でも出来ることはどんどん他人に任せて、自分にしか出来ないことをやりまくれ、あとは自分のコピーを創って増殖させろ、みたいな。これも一理あるんだけど、管理が大変になる。その気遣いが出来るか否かは結局ケースバイケースなので、出来る人はおめでとうってことなんだろうな。

当方はといえば、やはり「誰かと一緒に何かするっていう時点で、凄いエネルギー使う」ってのに賛意を持つサイド。以前それで色々と疲れた経験があるので。加えて、まず自分自身のことすらまともに出来ないのに、他人とのあれこれって難しいよね、ましてや趣味の領域では......というところかな。なんだか途中から趣味とその他のあれこれが多分に混じった気もするけど、生きざまとしてのスタンスってさほど違いは無いから、それで良いのかもしれない。

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このページは、不破雷蔵が2015年4月26日 08:11に書いた記事です。

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