従来型携帯電話が生産を終了するとの報道でがや......がや......としてみる

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パナソニックなど日本の携帯端末メーカーが独自の基本ソフト(OS)を載せた従来型携帯電話、通称「ガラケー」の生産を2017年以降に中止する。スマートフォン(スマホ)の普及が進み、ほぼ日本だけで通用する従来型携帯は開発が重荷になっていた。コスト削減のため、開発する全端末のOSをスマホの標準である米グーグルのアンドロイドに統一する。日本がかつてけん引した従来型携帯の基幹技術がその役割を終える。

元々先日の【「AQUOS K」的なものをスタンダードにするのだそうな】でも触れている通り「ガラホ」とかいうものを出す話が出てきた時点で、従来型携帯電話の生産を遠からずのうちに打ち切るのだろうという予想は出来ていたのだけれど、案外早いもんだなあ、というのが実感だったりする。

ガラホというか「AQUOS K」は悪くないんだけどね。料金体系がスマホ寄りなんで、ああ結局のところ分かってないのかなあ、という感がしなくもない。

ねとらぼの記事の方では

従来型携帯電話はスマートフォンとは逆にシニア層から高い支持を受けています。理由は多様に及びますが、タッチパネル利用がなじめない、自分にとって余計な機能は要らない、利用料金が高い等が主要な理由です。

報道内容が事実としても、2017年時点で携帯電話の需要がどのような変化を示しているかは予想は難しいですが、少なくとも料金体系の上では現在の従来型に近いスマホの登場は考えにくいのが実情です。

携帯電話事業者側の事情や部品調達、OSの問題はあるのでしょうが、現行機種の継続生産をどこか一社でも行えば、逆にニッチ市場を握れるかもしれません。


とコメントしておいたけど、果たしてどこまで受け入れられることやら......って見てみたら反応はほとんど無し。とほほ。

実際、スマホほどの高機能は要らないし、その要らない機能で毎月高い料金を支払わさせられるのはたまらないって人は多いと思うのだよね。だったら要らんってことになりかねない。普通乗用車がある一方で軽自動車が存在し、需要がちゃんと仕切り分けされているように、スマートフォンと従来型携帯電話も似たような住み分けがなされつつある。その辺りをちゃんと分析している企業がどれだけあるのかなあ、と思うと、色々と残念感。

アレだよなぁ。発想の転換で、携帯ゲーム機に従来型携帯電話的な機能を実装し、利用料金もそれっぽいレベルに抑えられるようなモデルが登場したら、色々と面白いかもしれないなあ、とか思ったのは当方だけかな。

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このページは、不破雷蔵が2015年4月25日 08:23に書いた記事です。

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