「AQUOS K」的なものをスタンダードにするのだそうな

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先日【スマホ的な従来型携帯「AQUOS K」なるものが登場するようだ......ってこれスマホか!?】で紹介した、auの新商品「AQUOS K」。見た目は従来型携帯電話(フィーチャーフォン)、搭載OSはAndroidだからスマホ的な内部機能ではあるんだけど、操作系が従来型携帯なので多分にその要素も含むという、スマホと従来型の融合体的な不思議端末。料金体系が従来型携帯電話的なものならいいんだけど、アクセス周りはスマホに合わせないといけないので、どうもスマホに近いものになるらしい。まぁ実質的な料金のかかり具合は、実際に使った人の話を聞かないと分からないのだけれど。

で、この記事でレポートされている説明会の内容によると、「AQUOS K」はガラホとか言われはいるけれど(ガラパゴスケータイとスマートフォンの融合からガラホって言ってるらしい。でも当方はガラパゴス云々って表現は好きではないので使いたくないな)、シャープ側では「新世代ケータイ」と呼んで、今後はこのスタイルで従来型携帯を開発していくという。ちゃっかり「(ほかのキャリアを含めて)」とあるので、ドコモやソフトバンク向けのも出るってことかな。

......ってえーと。つまりアレか。元々「ケータイ」という表現は多分に従来型携帯電話を指すものだったけど、今後はそれに「新世代」という冠が付くものの、中身はスマホ・操作系は従来型携帯ってのも加わることになるのか。かなりややこしい。

語られている内容は非常に興味深く、かじ取り次第では相当なヒットになるポテンシャルがある、とは思うのだけど、やはり気になるのは使用料金なんだよね。今の従来型携帯電話に一定の支持層が残っているのは、スマホ程の機能は要らず、料金もスマホよりお値打ちってのが大きな要素であって。操作系は従来型で残したまま、仕様的にはスマホに近づけたってのは嬉しいけれど、それが結局「あまり使い様の無い機能くっつけて、ランニングコスト上がったんじゃなあ」的なものになってしまうと、好意の押し付けってことになる。安いパソコンにずらりとお試し版のソフトが組み込まれていて、邪魔で仕方がない感じ。

その辺り、開発陣や経営陣がどこまで認識しているか、だな......。

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このページは、不破雷蔵が2015年1月22日 06:06に書いた記事です。

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