労働市場も改善の方向に進んでいるというデータが提示されていた

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最初のツイートがトリガーではあるのだけど、ちょいと煽りがアレなので自分でツイートしなおしたものを併記掲載。今じゃ政府側も使っているけれど「アベノミクス」とかいう言い回し、個人的には好きではないのだよね。分かりやすいだけに、逆に問題がぼかされてしまう、評価するにも非難するにも、軸がずれてしまう雰囲気が強くて。

まぁそれはともかくとして。2015年4月16日に公開された、第4回経済財政諮問会議で用いられた資料。賃金や雇用情勢の現状を公的データから叩き起こしたものだけど、雇用情勢の現状を把握するのにはお腹いっぱいになる資料。特に左下の「非正規雇用増加の要因分析」のグラフは「やられた」感が強い。そうか、こんな感じの精査の仕方もあったんだ。......まぁ、時間をかければ後追い的にグラフを創れない事も無い。実質賃金云々って話もあるけれど、これも非正規雇用の増加の現状を見れば、そして【実質賃金が下がっているという話と疑問の覚え書き】【実質賃金と就業者構造の変化に関する覚書/自身への宿題的な】などで棚上げになっている件と合わせて検証すれば、ある程度実態が見えてくる、かな。


経済財政諮問会議で提示された別資料から。縦軸の割り振り方は正直不合格。せめて左側の下の部分に「ゼロで無いことを示す明記マーク」が欲しかった。まぁ、ゼロを下限にすると棒グラフ部分がにょろーんと長くなるから仕方ないってのは理解できるけれど。

とまれ、数字だけを見ても、ざっくりと上がり始めているのが分かる。2014年は消費税率引き上げに伴う上昇も多分にあるんだろうけど、2015年はそれでは説明がつきにくい。

あるいは今件データを元に使える部分は定期更新的な形に盛り込むってのもありかもしれないな......。

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このページは、不破雷蔵が2015年4月20日 07:03に書いた記事です。

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