パソコンからスマホへシフトする世代、社会に露呈される現象あれこれ...「パソコン・キーボードが(容易に)使えない世代の増加、実証話」後日談的なもの

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先日の【パソコン・キーボードが(容易に)使えない世代の増加、実証話】のリアクションなど。今件は何度となく繰り返してるけれど、状況がAll or Nothingというわけでなく、比率的な観点で増えてきたという話であり、「昔だってパソコンできない、していない人はいたじゃん」というツッコミには「まあそうでしょうね」としか返しようが無い。統計的にスマートフォンやタブレット型端末をインターネットの窓口として使い始める人はボンガボンガ増えているし、そのままそれがメインとなってパソコンにはほとんど触れない人も多くなっている。パソコンを「利用している」との認識を示す未成年者も増加しているのは事実。

パソコン自身も昔と比べれば随分とハードルは低くなったので、これも一部指摘の通り、必要になってから覚えればいいじゃん? ってのも一理ある。ただその時点で出来る人と比べれば差が生じてしまうってのは前記事の免許の例えで触れた通り。あと、あくまでも限られた機能の範囲でのインターネットサービスのツールとして使うのと、ある程度自分自身でやりくりして使うのとでは、習得できる経験やら概念が大きく異なるので、蓄積されたノウハウやら感触も随分と変わってくる。要は「鍛えられる」ってこと。繰り返しになるけど、その「鍛えられた人」の絶対人数、比率が減少してくると、そのような人材が必要とされる場面の人たちは、随分と大変なことになるだろうし、その場って結構多いんだよね、と。

さらに余計な話かもしれないけれど、就業面で一定レベル以上の場への就業を求める場合、今後はこれまで以上に厳しい状況が待ち受けていることになる。技術が進めば必要な人手は減るから。で、振るい落としの際に、スマホは出来て当たり前だけど、パソコン周りの技術を習得している、少なくともある程度使い慣れているか否かってのは、結構重要な要素になるんじゃないかなあ、というのが個人的な予想。企業側としても新たに一から教え直すより、技術を持っている人を選ぶのは世の道理。

で、指摘の通り、技術の格差が世代間......だけでなく同一世代内でも存在するという認識そのものがあまり成されていないってのは大きな問題。先日の海外の4コマ漫画のように「電子メールは使われていない」的な、常識が常識として通用しなくなる。例えるなら、頭の部分に青と赤の着色がしてある蛇口があり、青色のをひねったら何故かお湯が出てきた感じ。


同様のギャップ的経験を持つ人は意外に多い。指摘されてみれば確かに、という類の事例もあるけれど。また、半ば予想の通り、タブレット端末に対するハードルの低さ、特に世代間を超えうるという点での実例が複数出てきて興味深い。そして「ハッカーが来た」周りは創作話ではなくマジ話だったということで、なんだか「下宿の蛍光灯を直したら管理人さんや他の住民からも称賛を浴びた」的な雰囲気がある。


時代の過渡期にあるから、という指摘は確かなもので、実は先日の本家サイトであげている「平成26年度青少年のインターネット利用環境実態調査結果」のデータを眺めているうちに、小中高校生の間でもスマートフォンの急速な普及スピードの中で生じているギャップ、さらにはタブレット型端末の普及が始まったことによるギャップが起きている。経年変化をチェックする前に時代が流れてしまう、環境が変化してしまうので、確かな状況確認が出来ないってのが難点。推測が多分を占めてしまう。でも恐らく、現在の中学生と高校生の間にすら、ネット端末に関する小さからぬギャップが生じている。スマホとタブレット型端末周りで。

そして先日の記事でも触れているけれど、ビジネスユースとしては現在の技術範囲ではパソコンを超えるものは想定しにくいし、それ以上のものが登場しても普及はそうたやすいものでは無いから、やはりパソコンとキーボードの利用習得技術は身に着けておいた方がお得。

「そんなの必要になってから覚えればいいじゃん。昔だってパソコンは利用できた人少数だし」という意見もあったけど、冒頭の通り、大人の社会におけるパソコンの利用浸透率は過去と今とでは違うのだよね。昔の映画やドラマにおける職場のシーンと、今の職場における机の上の状況を見比べれば、それが良くわかるはず。


あと先日ちらりと触れた、国内外における子供のパソコン利用率の違いの話。使おうとした調査結果はよりによってインターネット調査だったことから、調査内容と照らし合わせて考えるとあまり意味の無いものだということで精査はしていないのだけれど、日本では欧米諸国と比べてパソコンの利用率が低いのは事実。で、その一因として、必要性が低いから。その必要性の一つがこれってのは、随分と前から聞いている。まあお金周りの話が直結するとなれば、必要になるわな。

例えば当方も毎年行っている確定申告を、サラリーマンも含めて全員義務化したらどうなるか。今でも任意に申告してもいいんだけどね。大きな変化が生じるだろう。あるいは義務化では無くインセンティブを用意するとかね。自己申告の場合、控除枠が大きく拡大されるとかさ。

ともあれ。従来型携帯電話の利用性向はますます小さなものとなるし、スマホの普及は進むし、タブレット型端末は老若男女を問わず浸透していく。パソコン周りの話も合わせ、色々と話題に尽きぬ状況となることは間違いない。本家の方でも逐次公的データを中心に、状況を裏付けする、できるデータを精査していく予定。

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このページは、不破雷蔵が2015年4月 8日 08:01に書いた記事です。

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