デパートの「子供の遊び場」と親の事情

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昨今はデパートそのものが少なくなったのと、効率性を求めて駅ビル内に配されているものが多く、当方も行動領域内にあまり見かけなくなったことから、実情はどうなっているのかリサーチしきれてはいないのだれど。デパートは多種多様な商品が一堂に介する場所であることから、多分に家族連れによる来客を想定している。そしておもちゃ売り場やら雑誌コーナーはそれなりに整備されているのだけど......親側は服やら食品やらの買い物をすると、一時間、二時間は平気で費やすため、その間ずっと待っているのは、子供の立場からすると正直辛い。

当方が昨今足を運んだデパートといえば、自宅からの行動領域内に2件、通院している病院周辺に1件。前者は双方とも子供向けの遊具施設的なものは皆無、後者はおもちゃ売り場の横にほんの小さな遊び場的な広場がある程度で、しかも遊具の類はほとんどなく、大部分はガチャガチャ。要はガチャガチャを買ってその場で遊べということらしい。

場所の効率性や子供連れが以前と比べて少なくなったからってのもあるのだろうし、とりあえず場所を用意しておけば子供は自分のスマホや携帯ゲーム機で遊んでいるだろうっていう思惑があるのかもしれないけど。持っていない子供は多分に辛い。子供にとっての2時間は大人のそれと比べると体感時間的にはかなりのもの。


調べてみるとイオンでは確かに子供向けの施設の充実がハンパない。子供連れを前提とした施設も結構見受けられる(幕張のイオンモールとか)。親子連れで買い物に行く場合はもちろんだけど、単に親子で時間の共有を楽しむときにも、こんな場所は好まれるんだろうな......と考えると、ここにシニアとその子供、孫までを合わせた来客を想定すると、デパートの未来が開けて来るかもな、とも思ったりする。単なる商品の集約所だけでは、今は商売は難しいってことなんだろうな。

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このページは、不破雷蔵が2015年4月 5日 06:40に書いた記事です。

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