アニメや漫画はすでにサブカルではなくカルチャーだとする意見

| コメント(0)


「サブカル」とはサブカルチャーの略で、メインとなる文化とは別に存在する、傍流、一部受け、独自の、突っ張ったようなポジションにある文化のことを指す。サブってのは多分に仕切り分けした際の下層ランク的な意味合いもあるので、劣等感を内包的なものとして意味していたり、世の中の主流にとらわれない独立愚連隊的な雰囲気を象徴している面もある。

で、指摘の通りアニメや漫画などのようなエンタメコンテンツの類や概念は、今や誰もがその存在を知り、様々な分野に浸透し、今なお軽視されたり「大人が触るものでは無い」とする風潮もあるけれど、多くの人は「んなこと知ったこっちゃない」という感は強い。もし本当にサブカルに留まっているのなら、例えば今の自治体などのゆるきゃらブームは何だろうか。萌えキャラなどによる擬人化のマーケティングはなんだろう、ということになる。

それらを思い返しながら市長の言を読み直すと、まったくもってまっとうな話に違いないな、と再認識させられる。確かに十年、二十年前まではサブカル扱いでも間違いでは無かったのかもしれないけれど、今は環境が、状況が違う。「サブカル」と表した記事の書き手は【想いの通りにならないと地べたにへばりついて駄々をこねる子供のような...「批判自粛が広がっている」とジャーナリストや知識人が会見】で指摘したような、概念が昔のものに固定化されてしまっているのかもしれない。


視聴の指摘で再認識出来たような気がするけれど、そしてもちろんAll or Nothingではないのだけれど、やっぱり現在の大手マスメディアでは多分に、金属疲労的なものが生じているのだろうな。時代の流れが加速化して、それに追いつけずに相対的な距離が出てしまっている。だからこそ違和感を覚えさせるようなものが続々と創られてしまっている。

それはそれで一つの価値として認められ、評価すべきではあるのだけれど。先を進む者たちの足を引っ張るのは勘弁被りたいところではある。

関連記事             

コメントする

            
Powered by Movable Type 4.27-ja
Garbagenews.com

この記事について

このページは、不破雷蔵が2015年3月30日 07:22に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「東の豚と西の牛、カレーライスの具の違い」です。

次の記事は「pixivFACTORYでピンバッジが作れるようになったとの話」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

* * * * * * * * * * * * * *


2021年6月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30