プロにキャッチボールを求めることができるのがネットの利点。でもそのボールを投げ返してくれるかは保証されていない

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先行記事【商業誌で連載を持つ作家な人達の悩み、なるほどネットは広大だわ】とちょっと係わってくること......というか表裏的な話。クリエイター系の人だけでなく、ネット上、特にソーシャルメディアには多種多様なプロの方がいる。またプロ同様の専門知識や経験を有する人もいる。肩書云々を問わず。で、そのような人に対して食って掛かる......というかアプローチをかけるチャンスが与えられるのがソーシャルメディアの良い所ではある。無論、反応が期待できるわけではない。感想のお手紙を直接当人に出せるようなものだ。これはツイッターの仕組みを解説した時に、その利点の一つとしてよく挙げていること。


相手がどのようなスタンスでソーシャルメディアを使っているかにもよるけれど、アプローチをかける手口を色々と考え、真摯な姿勢を見せ、行動することで、ボールを返してくれる可能性は「一般的には」底上げされる。無論人は多種多様なので、ケースバイケースではあるのだけれど。

指摘の通り、いやプロに限らず、コスパの悪い時間やリソースの消費はしたくない。時間は有限、気力も有限。もっと有効なものに使えるのなら、そちらを選択しても当然。対応が無意味、リソースの浪費と判断されれば、投げられたボールを交わして無視を決め込むのも不思議ではない。


ツイッター......に限らずオープン型のソーシャルメディアやブログなどでは実の所、この「他の人も見ている」ってのがポイントの一つ。特にツイッターではそのハードルが低く、情景を切り取って他の人に披露することが容易となる(公式リツイートによって)。だから公開披露する目的で、あえてやりとりを行う人もいるし、それを期待するのもまた一つの手。

ある医療漫画に、各方面の専門家を半眠りの状態にした上で集合させて雑談させ、新たな発見を模索する、ブレストを行うというのがあった。ツイッター上のやりとりは特に、これに近いものがあるのかもしれない。

あと、「自分の使用動機が、他人もそうだろうとは考えない方がいい」ってのは、特にツイッターに限った話では無い。自分の考えていることが、他人もそのまま考えているわけではない。当たり前だけど、大切なお話。

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このページは、不破雷蔵が2015年3月18日 08:34に書いた記事です。

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