「コンサートチケットの付属品」はカウント外...6月から実行されるオリコンの集計方法の変更とは

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■ 「コンサートチケットの付属品」と清々しく一刀両断


オリコン・リサーチ株式会社が16日に発表したプレスリリースは非常に簡潔なものとなった。その中で、ずっと前から多くのユーザが口を揃えて指摘を続けてきた「実態としてコンサートチケットの付属品となっている」という見解が、オリコン側の言葉として明確に断言されており、大きな支持が集まっている。

オリコン・リサーチ株式会社が述べた「合算集計の終了」理由は2点だ。1つは、コンサートチケットとセット販売されるCDの価格が市販の通常盤CDの価格と大きく乖離してきたため「合算集計する合理性がなくなった」こと。もう1つが「実態としてコンサートチケットの付属品となっている」ことである。


「」内の言い回しは引用先の記事によるものではなく、オリコンのリリース自らが記載しているもの。これはマジで驚き桃の木山椒の木。ただ問題なのは「コンサートチケットとCDのセット販売の合算集計の終了」であり、それ以外には今回の集計中止措置は取らないということ。

いわゆるオマケ商法と呼ばれるこの方法は、昔から各エンタメ系メディアで行われていたのだけれど、音楽CD業界では特に某プロデューサーが率先する形でダイナミックに、堂々と行われるようになった。減退を続けるCD(物理媒体)業界を支えたと評価する声がある一方、音楽CDの本質をぼやかし薄め方向性を誤らせ、中長期的にはむしろ衰退を加速させてしまったとの意見もある。実際、【シングルはAKB48が独占...CDやネット配信の「ミリオン認定」動向(2014年)(最新)】などでも指摘しているけれど、ここ数年のCDのヒットセールタイトルは多分に、このオマケ商法によるところが大きい。

今件は「コンサートチケットの付属品」として販売されたCDのカウント中止。販売そのものを止めるように要請したわけではないので、販売側は引き続き同じスタイルでの商品展開が可能。ではあるけれど、オリコン上位を狙っての施策ならば、意味が無くなるので方針を変更してくるだろう。また、上記引用記事でも指摘されているけれど、コンサートチケット以外、例えば握手券とか人気投票権はどうなるのかなという疑問もある。こちらも一律精査除外対象にしないと、ダブルスタンダードになるのではないかな(価格かい離の部分は適合しないけどさ)。

ともあれ「日本のレコード産業」のデータは来年発表分以降、小さからぬ動きがあるんだろうな......と。

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このページは、不破雷蔵が2015年3月18日 08:02に書いた記事です。

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