「世界報道の自由度ランキング(World Press Freedom Index)」の補足や色々と分かったこと

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先日の【「世界報道の自由度ランキング(World Press Freedom Index)」に関するあれこれ】の後日談的な......というか色々と疑問に思ったこと、それに基づいたさらなる精査などをまとめてみる。一番不思議に思ったのは、先の記事でも指摘したこの点。調査対象母集団が具体的に言及されてないのよね。人数とか。原文を見たけれど載ってない。一応、こんな人を対象にしているよ、的なものはあるけれど、多分にお仲間意識的な感じでピックアップして自由に語らせている、でもその内容は担保されない的な。


大よそこんな感じ。先の記事でも指摘した通り、日本の値が結構アレなのは、抽出した対象がアレだったのが主要因な感がある。そして多分に繰り返しになるけれど、自称でも何でも記者だのジャーナリストだのと名乗って、自分達と仲が良い人達の言及を鵜呑みにしてしまい、結果としてかの団体自身の権威と経歴と実績と精査能力を損なっている感が強い。


「国境なき記者団」は早急に自らを律して内部精査をすべきでは無いかな。それこそ先行する話にある、米西海岸の労組問題と同じ状況にある気がする。不特定多数に事実(真実では無い)を伝えることを一義的な存在理由とし、それを誇りに思う集団が、その根幹部分で大きな問題を抱えている、それも構造レベルでの問題だったことが露呈されたわけだし......まあ、お仲間意識上等ってのならそれはそれでいいのだろうけれども。

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この記事について

このページは、不破雷蔵が2015年2月15日 08:43に書いた記事です。

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