「デマは黙っていれば鼻で笑われて自己消滅する」ってのは過去の話なのかもしれない

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これは当方もうっすらと感じていて、具体的にこのような形で言葉に成されて「ああ、確かにその通り」と再認識させられたお話。インターネットは情報取得、蓄積のハードルを思いっきり低くして、検索機能の実装とその領域拡大によって自分の望む情報をどこからでも自由に取得できるようになったけれど。その機能・仕様によって、従来のメディアや情報の伝達ルートではその伝達過程で自己消滅してしまう、摩耗に耐え切れずに無くなってしまう、隕石ならば地表にたどり着けずに大気圏中で燃え尽きてしまうようなものですら、ざっくりと生き残り、不特定多数の手に届く可能性が出てきた。細かい宇宙塵の降り積りがパチンコ玉レベルでやってくる感じ。一日中、雹が降っている雰囲気。


確かに昔は掲示板では「荒らしは放置」が鉄則、原則だった。放っておけば話は流れてしまうから(スパム的な動きをされれば話は別で、その場合は管理側が削除権限を持ち出す必要が出て来るけれど)。しかし今ではそのような荒らし的釣りネタに引っかかる人が一定数いて、それが相乗効果を生み出し、増殖してしまう。すると悪意のあるものも含め、ネタが独り歩きをして、多くの人に影響を与え得るものとなる。

元々釣りネタにひっかかる人は一定「率」いて、その比率そのものは今も昔も変わらないのだろう。ただ、ソーシャルメディアの普及やスマートフォンの利用者の急増により、目に触れる人の数が増え、さらにスマホでの利用では検証するための他サイト等をチェックするのが面倒くさいことから、その場の情報だけで判断してしまい、ネタに飛びつく比率が高くなる。ネットコミュニティへの初心者が多いのも、それを助長する。

そしてネタ話ってのは少数間のやり取りだと自動的に縮小再生産化して消えてしまうけれど(だからこそ「放置」が有効だった)、ある一定数の人が釣られるとそれらの人でコミュニティが形成されてしまい、拡大再生産化される。そしてその過程で、同じようなハードルの低さを持つ人で、今までそのネタに触れていなかった人まで触れてしまい、加わる可能性が出てくる。「放置」が有効な時代はすでに過ぎ去ってしまったのだろう。


「アホ」という表現はどうかと思うけれど、要は情報リテラシーが高くない人達が、その「釣り」に引っかかりやすく、それらの人たちは面倒くさいからとばかりにまとめサイトを積極的に利用し、煽動されてしまうことになる。多分に「面白いから」「本当だとはあまり思っていない」という意識ではあるようだけれど、多くの人が語れば、中にはそれをまともに受けてしまう人もいる。結局悪質なまとめサイトの利用者は、ガセネタの拡散に加担していることになるんだろうな。

ダメな話は黙って「どの道指摘されて鎮静化するさ」ではなく、積極的にツッコミを入れるのが必要な時代、なのだろうなあ......。

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このページは、不破雷蔵が2015年2月24日 08:03に書いた記事です。

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