昔のスーファミ時代の系譜がスマホに引き継がれているのでは、という話

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この類の話は実は、従来型携帯電話最盛期の末期あたり、高画質・高機能版の従来型携帯電話が普及し始めたあたりから、とみに業界内部でも言われていたこと。ハードを持つユーザーのうちゲームプレイヤーにおけるメイン層が、微妙に年齢が上になり、需要に変化が生じてしまうようになった。これまでと同じようなゲームの創りをしても、どうもユーザーの需要とは食い違いが生じる。また、商品戦略、広報展開の上で、どうしても「前よりすごいモノ」「前作よりパワーアップ」を語る必要が出て来るので、いつの間にかインフレ化してしまったのもあるのだろう。格闘ものの漫画の宿命みたいな感じ。

で、昔ながらのデザイナーが自分達の感性で相対できる場として選んだのが、スマホのアプリという話(今件の話の導入で語られている「レジェンド~」は3DS用だけど)。まぁ開発費が低く抑えられて市場が大きく、かつてのファミコン、スーファミ、ゲームボーイなどの市場と同じような「大航海時代」「ゴールドラッシュ」的な雰囲気があるのも要因ではあるけれど。「適度にシンプルで、楽しさを盛り込んだゲームの創り」が求められる場が、家庭用ゲーム機からスマホに移った。ユーザーそのものが(年齢の上で)シフトしたからってのは、指摘されてみればなるほど感。


年功序列的な感じで(あるいは地位が上に成りすぎて自分の好きな事が出来なくなったため)元々居た会社に居づらくなり、会社を移転する、あるいは自前で立ち上げる。知名度の高い人を広告塔として持ち上げる。色々なパターンはあるだろうけれど、「スーファミ時代のゲームの系譜がスマホアプリに引き継がれている」という表現は、まったくもって言い得て妙な気がする。以前【コンドルタクシーにMobageの「グランブルーファンタジー」の広告ががが】で紹介した「グランブルーファンタジー」も、知っている人には昔懐かしい雰囲気を覚えさせるところがあるからなあ。

そう考えるとスマホアプリの存在意義ってのも、色々と新たな切り口を見出せるかもしれない。昔のスーファミゲームで遊んでいた年齢(世代では無く)ってのは、今ではスマホでゲームを遊ぶ年齢なんだよな。世代向けではなく年齢層向けとの視点でゲーム制作を考えれば、かつてのゲーム制作者がスマホにシフトするのは、むしろ当然の話かもしれない。

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このページは、不破雷蔵が2015年2月19日 07:51に書いた記事です。

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