子供の習い事と保護者の同席、子供はちゃんと見ている

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世の中には意図的に、あるいは無意識のうちに「釣り」行為をする人もいれば、病気的な行動様式としてそれを日常化している人もいるので、今件も釣りかもしれないなあ、と思いつつ。先日「節約専門家」的な人が「本棚は無駄、どんどん捨てるべき」的な話をしていて、常識と良識を外れた上で専門的な話を語る人ってのもいるし、それに当人が気が付かないこともあるので気を付けねばなあ、という想いを抱きながら読んだお話。

子供の習い事に同伴している親、今件は母親だね、が、子供の様子を「ぼけーっと」見ている状況をうかがい、時間の無駄だ、別のタスクをすれば時間の節約になるという、ありがたいお言葉。時間のみで考えれば、確かにそれもありかもしれない。

でも2つめのツイートにある通り、子供はちゃんと見ている。超観てる。子供はずっと保護者の方を見ているわけじゃないけれど、結構気にして視線を向ける。そしてその時に保護者も自分の方を見ていることが分かれば、ずっと見守っていることが分かるので、とても嬉しく思うし、気持ちを受け取れる。でもその時視界の中に居なかったり、暇そうに何か別のことをしていると、「ああ、自分のことなどどうでもいいんだ」「つまんないのかな」と思ってしまう。一度なら偶然かもしれないけれど、何度も同じ状況が繰り返されれば、確信を抱いてしまう。


それはまるで授業参観で自分の親が来なかった時のようなもの。いやむしろ、来たのだけれども物凄く面倒くさそうな態度を見せ、それを目撃してしまったかのようですらある。子供にとって、そして親子間、さらには保護者自身にとっても、子供のようすを眺めていることこそが、本当の意味における「時間の有効活用」に他ならない。

そりゃ、たまには本当に「ぼけーっ」としながら子供の様子を眺めている保護者もいるだろう。でも他人からはそう見えたとしても、本人にはそうでないことも多分にある。保護者の気持ちが分かれば、時間の無駄うんぬんという発想には至らないと思うのだけどね。

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このページは、不破雷蔵が2015年1月29日 06:12に書いた記事です。

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