人に世話をしてもらえることってぜいたくなんだな、という話

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もう一つ、吉野家の牛丼絡みの話。先行記事でも触れているけど、当方自身はやっぱり300円から380円への値上げってのは結構大きな額に違いは無くショックも大きいけれど、同時に過去の価格を再検証したり、値上げの理由の事情を色々とチェックするに、よく煽動的に使われる「暴利をむさぼるために」「企業努力などしていない」「政府の陰謀が」云々って心境は、むしろどこから沸いてくるんだろうという感想。マイペンライってほどではないけれど、是非も無し、という程度。

上記の指摘では前半部分の話は賛否両論であろうし価値観の違いもあるから、一概に皆が同意するとは限らないのだろうけど、後半はうなづきまくりで納得してしまう内容ではある。以前本家記事でも挙げた【自分の目の前にあるものがすべてではないことを知る】の話にもある通り、手元にある商品やサービスの裏には、色々な行程があり、その行程には様々な人が携わってコストが発生していることを認識しなきゃいけないんだよね。

日々の生活でわざわざ、いちいち思い返すのは心理的に疲れるのでそこまでしなくてもいいけれど、そのような「自分の目に見えない部分」を軽視する、さらにはさげすむってのはしちゃいけないんだよな......ってこれ、結局昨今一部でよく見られる、インフラ軽視と同じ方向性の問題か。

それにしても喫茶店のジュースと缶ジュースの話。子供にも良く理解できる、分かりやすい例えだな。これに加えて色々な人たちの仕事の実情を勉強すれば、世の中の仕組みを色々な切り口で知ることができるんだろうな。

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この記事について

このページは、不破雷蔵が2014年12月10日 07:28に書いた記事です。

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