お絵描きSNSが描き手・依頼側双方の納得できるビジネス場にもなっている事例

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先日一部で話題に登った、絵描き向けコミュニティのPixivが、ゲーム制作サイドの狩り場、買いたたき市場的な使われ方をされてしまい、それを肯定し自慢げに語る事案が発生した件に連なる形でのお話。具体的にどのコミュニティを指すのかは結局分からなかったけれど、PayPalなどで少額決済の仕組みが浸透し、また才能への対価を提供すること、対価を求めることが正当な行為であり、非難されることが少ない英語圏ではあって当然的な話なので、覚え書きも兼ねて。日本の場合は少額決済の仕組みが現在もなお試行錯誤状態であるのと、「代金を掲示して仕事を募集する」という行為への忌避感的なものが多分にあるんだよね......「お金はキレイじゃない」という間違った考えが根底にあるのが原因なのだろうけど。


代金が公開されるってことは、他の類似案件を提示している人にも閲覧される。無論、競争原理が発生するし、下手すると相場の暴落、バナナのたたき売り状態が発生するかもしれない。ただし「この人ならでは」「この人でないと」という絵はやっぱり独占状態となるので、本人が望む対価を提示して維持することはできる。先日のドーナツにおける「セブンでも売っているドーナツ」と「ミスドのドーナツ」の違いみたいなもの。

そしてもちろんマナーの類は守らねばならない。これはどんな場合にでもそう。また、こんな注意事項もある......ってこれも常識の範囲ではあるんだけどね。


商業誌やその類で作品展開をしている人、契約している人は、そのあたりの配慮は欠かせない。そしてそうでなくても商業誌などで展開している作品に係わる内容は、常識と法令の範囲内。絵が描ける人が近所の人や友達に頼まれがちな「ドラゴ(ぴー)の孫悟(ぴー)を描いてよ」的なものは当然アウトになる。

そのあたりの諸々が守られるのであれば、


......という例はともかくとして(^^;; プロの方にも依頼できるチャンスはあるわけだ。ツイッターやFacebookでプロフィールのアイコンとしてキャラクタを描いてほしいという需要は多分にあるし、色々と面白い気はするのだけどね。また、立体感覚に優れた絵描きの方に、自分のキャラクタの三面図的なものを描いてもらって、それを3Dプリンターで起こすデータに使ってみるとかね。

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このページは、不破雷蔵が2014年11月30日 06:49に書いた記事です。

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