太陽光発電買取のドタバタは周囲を皆不幸にしていく、誰だろうこんな所業に仕立てたのは

| コメント(0)


一部買取が再開されたことや、報道側が色々と突っ込まれて「行政機関や電力会社が悪」「販売側が善」という図式を使いにくくなった途端、騒ぎが伝えられることがぱったりと止んだ感は否めない、太陽光発電による電力の買取周りのどたばた。制度が本決まりとなった際の意思決定に、思いっきり判断を誤らせるノイズや誤情報をたらしこんだ人物らによる責任が大ではあるんだけど、その辺の話にまで追及が及ぶのはいつになることやら。ちゃんと物的証拠は山ほど残っているから、いざとなれば動きは早いのだろうけど。

それはともあれ。以前【沖縄・九州電力に続き北海道・東北・四国電力も再生可能エネルギーの新規買取中止へ】でも触れている通り、本来個人や企業ベースで使いまわし、余った分をお小遣い程度にというのが本筋であったはずの太陽光を、妙なビジネスとして持ち上げたことで、色々な方面で不幸な人たちが発生することになる。チューリップの球根やたまごっちと同じ。


今件で「買い取ってもらえない、損をした」と語る人たちは、多分にこの勉強不足が原因で、自責によるところが大きい。株式投資と同じで、数百円のおもちゃを買うのとはわけが違うのだから、しっかりと自分で見聞きした上で判断を下さねばならない。もしそれをした上で判断し、このような結果となったのなら、それこそ自己責任。


「買取しろ、責任を取れ」と追及されるべきはまさに、電力会社でも無ければ政府関係者でも無く、指摘にあるような煽動をした人なのよね。人の弱みに付け込んで無謀な手立てに手を付けさせる辺りは、霊感商法や例のいんちきながん民間療法と何ら変わりない。

口惜しいのは一連の挙動のおかげで、地熱や風力といった他の自然エネルギー、そして何よりも太陽光発電周りですらも、健全な開発進展ぶりが阻害されるだろうってこと。それこそまさにイナゴが通り過ぎたような状況になり、従来のプロセスと比較して十年単位での遅れと、百年単位の不信感を植え付けることになりかねない。その観点では上の方で述べている「たらしこんだ人物ら」が日本のエネルギー政策、未来に対して行った所業、「貢献」は甚大なものなんだろうな。

【「票が欲しいか。ならば42円で買い取れ。20年縛りで、だ」】

覚え書き、覚え書き、と。

関連記事             

コメントする

            
Powered by Movable Type 4.27-ja
Garbagenews.com

この記事について

このページは、不破雷蔵が2014年11月14日 08:05に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「むいたらあらびっくり・皮をむかずにバナナの中身をスライスする方法」です。

次の記事は「松屋から豆腐キムチチゲセット登場、でも鍋セットじゃないよ」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

* * * * * * * * * * * * * *


2021年6月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30