自然は人間にやさしい!? とんでもない、自然は有害物質ばかりだぞ

| コメント(0)


自然が本当に人間に優しいのなら、人間の内臓器官などもっとシンプルになっているはず。ここまで複雑に、さまざまな有害物質を取り除き、分解する仕組みが備わっているのは、自然が厳しいから。その厳しさに打ち勝ってきた進化の結果が今の人間であり、現状はそれを無自覚のうちに利用しているのに過ぎない。当方のように内臓器官にトラブルを抱えた経験を持つ人は、痛いほど分かるお話。


指摘の通り人にとってはむしろ美味なるものとして評価されている植物のさまざまな造形や成分、要素も、他の動植物にとっては害となるものって結構多い。野菜を育てる際の組合せを工夫して、雑草が生えにくくするってのも良い例。火が使えるようになったというのは要素として非常に大きいのだとは思うのだけど、それにしてもつくづく人間ってのは......と思ってしまう。

同時に以前触れた【子供がピーマンを嫌うのは遺伝的要因】のように、遺伝子レベルでは植物のリスクを覚えているってことを考えると、野菜を調理して美味しくいただくってのは、人間特有の、後天的な文化に違いないのだな、というのが分かる。改めて料理の偉大さを思い知らされるね、ホント。

関連記事             

コメントする

            
Powered by Movable Type 4.27-ja
Garbagenews.com

この記事について

このページは、不破雷蔵が2014年10月31日 07:13に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「ジョブズ氏の最期の置き土産かもしれない「がん」の話」です。

次の記事は「セブン-イレブンのコンビニ受け取り通販は会社勤めの一人暮らしにステキな話かも」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

* * * * * * * * * * * * * *


2021年6月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30