「漫画的手法は子供が理解できないから止めてくれ」とさとされた話

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初めは何を言ってるのか良くわからなかったけど、具体例を出されてなるほど感を覚えた話。要は漫画の情景シーンでは良く見られる演出方法「第三者的な俯瞰視点からの視点」と「中心となる人物が語っている情景」を同一コマに収めると、それぞれ別の人物に受け止めてしまい、同じ人物がその場に二人いると認識してしまうというもの。

......えー。それって例えばゲームのアドベンチャーシーンなどで、会話している人物同士の立ち絵と、話している人自身の会話を表示するウィンドウの横に対象人物のアイコン的なバストアップの絵を載せているってのと同じじゃん? それが何で理解できないの?? とか思ってしまうのだけど。


漫画は静止画だからこそ、その中で臨場感をかきたてさせ、読んでいる人の頭の中で実物が動いているかのような雰囲気を演出するための、漫画的手法が数多く用いられている。それを理解できないから止めてほしいというのは、恐らくは一部の読者(の保護者)からのツッコミがあったのだと思うけど、それはあくまで少数派で多数の話ではないと思う。

ただ、ちょいと調べてみると、過去にもこういう話があり、「間を読む」「表現されている内容を租借して理解し読み砕く」ことができない子供が増えている、との指摘もある。


上で挙げたテレビゲームの世界でも、想像したり考えることを極力嫌い、下手をするとボタンを押すだけで進むタイプのゲームがもてはやされている......という指摘は数年前に鈴木みそ先生のルポ漫画でなされていたし、流れの一つとしては確かに存在するのかもしれない(具体的な統計があればいいんだけど、研究機関などでこの類のレポートが出ているのは見たことが無い)。

一方でこのような指摘もある。


「うああ」の中の人。機会が無いから学べないってのは、確かに可能性としては高い。ではなぜ機会が無くなったのか。そこを考える必要があるんだろうな。

個人的には「その表現方法は止めてくれ」とする編集サイドの方が考え過ぎで、そこまで気にしたら何も出来なくなるヨ、とは思うのだけどね。

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このページは、不破雷蔵が2014年10月 3日 08:09に書いた記事です。

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