青色LEDの中村氏と朝日新聞の特許報道と記者の品質と

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先日青色LEDの開発でノーベル賞を受賞した中村氏などに関して、特に同紙が日本の企業在社時代に軽い扱いを受けて来たから云々という話が持ち上げられ、さらに同氏もそれを声高に強調したこともあり、企業内の就業者における発明・特許品に関する話題が大きく取り上げられることになった。中村氏に関してはノーベル賞受賞で過去のあれこれが改めて検証し直され、これまで報道で強調されてきた「企業は搾取、個人の開発は簒奪」というイメージに、多方面から疑問符が投げかけられることになり、中村氏自身の考え方、主張としてはかえってヤブヘビになった感は否めない。

で、その中村氏に対する「企業内特許」に関するインタビュー記事で、元々中村氏の主張するところもあるのだけど、先日話題に登った企業と特許に関する法令周りの件で、まだなお誤解されたままの話が出ているような......と思ってインタビュー記事を最後までチェックしたところ、執筆担当が以前「特許、無条件で会社のもの」で誤報をやらかし、今なおそれを認めていない朝日新聞の西尾記者が担当していたということで、さもありなん。「まるで成長していない」という安西先生のイメージカット。もっとも朝日新聞で、特許関連の記者が他にいないのなら仕方がないことではあるのだけど。


結局のところ、今件の特許周りの朝日新聞の報道にしても、行き着くところはこういう類の「記者としての質の劣化」に行きついてしまうのが悲しいところ。そしてそれが媒体そのもののランクを下げることになる。


さらに今回の中村氏へのインタビューに関しては、こんな問題もあったりする。むしろ今件ではこちらの方が問題。


自己の主張内容を強化するために、権威や肩書を有している人が似たような発言、主張をしていた場合、それをひっぱり出してきて、自己の正当性を強調する手法。それが正しい内容であれば、周知するのに必要な手法の一つになるのだけど、今件のようなやり方では単なる詐称内容を上乗せするために悪用したと評されても仕方がない。ネットワークビジネスなり霊感商法なり悪徳商法で、ちょいと名の知られた芸能人が広告塔として使用される、あれと同じパターン。しかもその手法を、普通なら逆にその権威を使われる新聞社側がやってしまっているという点がさらに奥深い。

少なくともこの記者に限れば、先の企業特許関連の記事にしても、今なお「正義は勝つ! 俺が正義だ!」と思っているんだろうな......って先の【まんだらけの窃盗事件に絡んで「さらし行為」を朝日新聞が評していわく「正義は勝つ! 俺が正義だ!」】と見事にリンクしたりする。

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このページは、不破雷蔵が2014年10月19日 08:54に書いた記事です。

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